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サムスン迷走、不信招く 「ノート7」退場 株価急落、顧客離れ加速も

2016年10月12日 11時47分27秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM11H7B_R11C16A0EA1000/?dg=1

サムスン迷走、不信招く 「ノート7」退場
株価急落、顧客離れ加速も
2016/10/12 10:34日本経済新聞 電子版

 【ソウル=山田健一】韓国サムスン電子がスマートフォン(スマホ)の最上位機種である新型「ギャラクシーノート7」の生産・販売の打ち切りに追い込まれた。ノート7は発売当初に電池が原因の発火事故が相次ぎ、9月から回収・交換を進めていたが、新たな発火が報告された。迷走した品質問題への対応は、顧客離れと市場シェアの低下につながりかねない。

韓国では10月1日に販売再開したばかりだった(ソウル市内にあるサムスン電子直営店)

 ノート7は回収・交換が進み、今月1日からまず韓国で販売を再開していた。ところが交換後の端末の発火が米国や韓国、台湾で報告された。各国の機関が原因調査を進めるなか、韓国の国家技術標準院は11日、「新たな欠陥の可能性がある」と発表。米国でも米消費者製品安全委員会(CPSC)などが調査中だ。

 原因はサムスンが説明する電池だけでなく、回路設計など他にもあるとの見方が出ていた。事態がこれ以上長引けば、ブランド価値を損ねかねないとみて、販売打ち切りを決断したようだ。

 ノート7の韓国での直営店での販売価格は108万7千ウォン(約10万円)前後と高額だった。戦略機種がゆえに、不具合後の生産や販売対応に甘さが生じた面は否めない。

 製品の品質や安定供給に不具合が生じた場合、通常は生産を止めて原因究明を優先するのがメーカーのリスク管理の基本だ。ところがサムスンは発火事故の発覚で減産こそしたものの、生産自体は継続してきた。出荷目標の達成を優先したとみられても仕方がない。

 また今月6日に米航空機のなかで発煙したと報道されると、サムスンは「交換済みの機種か分からない」とコメント。現地で不信感が広がると、翌日に「利用者が懸念を抱いていることを理解している」と修正するなど対応が後手に回った。

 その代償が業績を直撃する。韓国SK証券の予測では、ノート7は10~12月期に500万台の販売が見込めたという。台数はサムスンのスマホ全体の6%程度だが、単価が高く、利幅も大きい。それがほぼゼロになることに伴い、同証券は新たに約1.9兆ウォン(約1700億円)の追加費用が必要と試算。7~9月期に計上したと推定する約1.6兆ウォンと合わせて計3.5兆ウォンの営業利益が消え、これは通年の営業利益全体の1割超に相当する。11日のサムスン株は前日比8%急落した。

 サムスンはスマホで世界シェアの2割強を握る首位メーカーだが、競争激化に伴い、以前は3割あったシェアが低下傾向にある。国立カイスト大学のイ・ビョンテ教授は「(シェア2位の)米アップルの新型スマホより先に発売しようと焦った可能性がある」とみる。

 ノート7はTDKや東レなどの最先端の部材を使っており、日本の部品・素材メーカーへの影響も避けられない。ただサムスンは他のスマホメーカーに比べてグループ企業の電池などを多く採用する傾向がある。顧客が米アップルや中国の華為技術(ファーウェイ)などに流れれば、日本勢にはむしろ商機が広がるとの見方もある。

 ノート7は日本では未発売で、NTTドコモが来週に発表する秋の新製品の目玉と位置づけて投入準備を進めていた。見直しは避けられず、年末商戦などに影を落とすことになりそうだ。
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