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神鋼リスク、日銀に移転? 社債買い取りか

2017年10月19日 18時25分40秒 | 市場動向チェックメモ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22441130Z11C17A0000000/?dg=1&nf=1

神鋼リスク、日銀に移転? 社債買い取りか
2017/10/19 13:48 (2017/10/19 17:20更新)日本経済新聞 電子版

 神戸製鋼所の検査データ改ざん問題が日銀に飛び火している。日銀は19日、市場からの社債買い入れで神戸鋼の社債も買い取ったようだ。財務面の不安が強まった企業の社債を買い取るか、投資家の関心が高まっていたが、日銀は対象要件に反しないと判断した。

 日銀は金融緩和の一環として約3兆2000億円の社債保有残高を維持している。社債は株式とは異なり、満期がくれば償還される。保有残高を維持するため、日銀は月に1回程度、投資家から社債を買い入れている。「社債買い入れオペ(公開市場操作)」と呼ぶ政策だ。

 神戸鋼のデータ改ざんが明らかになって以降、日銀が社債買い入れオペを実施するのは初めて。過去、「不祥事を起こした企業は買い取り対象から外したことがあった」(日系資産運用会社)。日銀は買い取り銘柄の条件は提示しているものの、実際は柔軟に買い取り対象を変えているためブラックボックスともいわれる。そのため投資家は神戸鋼の社債買い取りに気をもんだが夕方明らかになった買い取り結果から、市場では「300億円程度、買い取ったようだ」(大手生保)との声が出た。

 今回の社債買い入れオペの買い取りレートからも、日銀が神戸鋼の社債を買い取った様子が映る。19日の社債買い入れオペは平均落札レートが0.155%。前回9月の買い入れ時は0.035%で、落札レートは跳ね上がっている。神戸鋼の社債はデータ改ざん問題の発覚後に流通市場で売りが強まり、価格が大きく下落。利回りは大きく上昇していた。日銀の買い入れオペでは、こうして利回りが大きく上昇していた神戸鋼の社債が持ち込まれ、平均落札レートを押し上げたとみられる。

 日銀は難しい立場だ。デフォルト(債務不履行)リスクが比較的高めになった社債を日銀が買い取ると、投資家は「日銀に買い取ってもらえる」と見越して流通市場で神戸鋼の社債を取引する事態が起きかねない。今回もそうした事前の売買があったとの指摘があり、前日に価格が大きく上がった神戸鋼の社債銘柄がある。さらに、万が一でも神戸鋼の社債がデフォルト(債務不履行)になれば、他の投資家と同様に日銀にも損失が及ぶ。

 一方、日銀が神戸鋼の社債を買い入れ対象外にすれば、投資家はリスクが高まったと捉えかねない。ただでさえ神戸鋼の社債は流通市場で売りが優勢になっており、企業のデフォルトリスクを保証するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)も保険料に当たる保証料率が上昇している。

 神戸鋼の社債は現在、約1700億円超が流通している。このうち、残存期間1~3年といった日銀の買い取り条件を満たすのは400億円超のようだ。今回の買い取り額が300億円なら、次回11月の社債買い入れオペにも持ち込まれる可能性がある。「残存期間が合わないため応札できないが、合えば入れたい」(大手生保)

 日銀の社債買い入れオペは金融緩和策のなかで非伝統的金融政策に位置付けられる世界的にも珍しい施策だ。本来の目的はリスク性のある資産を買い入れて、結果的に消費などを促し物価上昇率を高めること。この枠組みのなかで、日銀は今後も難しい判断を迫られる。
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