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ミスミG、「黒船来襲」で問われる真価 証券部 浜岳彦

2017年09月26日 10時30分24秒 | 市場動向チェックメモ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21498280V20C17A9000000/?dg=1

ミスミG、「黒船来襲」で問われる真価
証券部 浜岳彦
2017/9/26 5:30日本経済新聞 電子版

 金型部品などを卸販売するミスミグループ本社の株価上昇が続いている。時価総額は8000億円超と1年で2倍近くに拡大し、1兆円の大台も視野に入ってきた。海外展開や自社生産といった戦略が評価されているためだ。向かうところ敵なしとみられていた同社だが、ここに来て海外からの「黒船」に勢いをそがれるとの懸念も出ている。

ミスミGは部品やオフィス用品など法人向けのインターネット通販を手掛ける

 今年に入って、ミスミGはベトナムでEC(電子商取引)サイトを開設し、300万点以上に及ぶファクトリーオートメーション(FA)部品などの販売を始めた。工場の自動化投資などが旺盛ないま、現地の製造業向けにFA部品などを売り込む絶好の機会と判断したからだ。

 もともとFA部品や金型部品は国内向けが中心だったが、今や連結売上高の5割近くを海外で稼ぐ。ベトナムにおけるECサイトの開設などで、伸びしろのある海外市場の需要をさらに取り込める可能性がある。こうした海外展開力はMonotaROなど同業の部品卸販売に比べて高く、株式市場で評価される一因になってきた。

 グローバルで機動力を発揮できるようになってきたのは、FA部品などの一部を自社で生産してきたからだ。さしずめFA・金型部品のユニクロといったところだろうか。折しも国内は後継者不足で地方の部品卸販売業者が減少している。国内の衣料販売店がユニクロに置き換わってきたように、ミスミGのカタログやネットによる販売が、市場を席巻しつつあるようだ。

 順風満帆にみえたミスミGに挑戦状をたたき付けたのが通販大手のアマゾンジャパン(東京・目黒)だ。同社は20日、法人や個人事業主にオフィス用品などを販売するサイト「アマゾンビジネス」を始めたと発表した。ミスミGも「VONA(ヴォーナ)」という名称で同じようなオフィス通販を手がけている。コピー用紙などの事務用品から本格的な部品まで企業が必要な商材をまとめてそろえられるのが強みで、業績も好調だ。

 アマゾンは食品スーパーを買収するなど業種の垣根を簡単に超え、価格戦略などで既存の市場に大きな影響を与えてきた。ものづくりと販売力を武器に、国内を中心に事業を拡大してきたミスミGの優位性が揺らぐ懸念はある。アマゾンビジネスの発表翌日の21日、ミスミG株は3%安で引け、久しぶりに大きく値を下げた。

 これまで「部品のアマゾン」と呼ばれることもあったミスミG。ついにそのアマゾンと同じ土俵で戦うことになり、これまでの株高の潮目が変わる可能性もある。黒船来襲を奇貨に一段と事業を拡大できるのか。ミスミGの真価が問われそうだ。
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