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外国人さんいらっしゃい 上方芸能 英語字幕・解説付きで上演

2016年10月12日 09時20分44秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASIH27H08_X20C16A9AA2P00/

外国人さんいらっしゃい 上方芸能 英語字幕・解説付きで上演
2016/10/2 6:00

 インバウンド(訪日外国人)消費に沸く関西で、日本語が分からないと理解しにくい伝統芸能は恩恵とは無縁と思われてきた。だが、買い物だけでなく、日本文化を体験したいというリピーターが増加。落語や文楽などで英語解説や字幕を付け、外国人に楽しんでもらう試みが広がっている。

日本語と英語の字幕を背に落語を演じる桂文枝(大阪市浪速区の朝日劇場)

 「Everybody、come on!」。米国出身の外国人講談師、旭堂南春が司会をしながら笑顔を振りまく。24日、山本能楽堂(大阪市中央区)が開催した「初心者のための上方芸能ナイト」だ。

 能や狂言、文楽など4種類の伝統芸能を初心者向けにダイジェストで紹介するイベント。通常は日本語だが、この日は英語でセリフを話したり、英語字幕を付けたりした。これまで英語公演は年1~2回不定期だったが、今年度から年5回の定期開催にした。

 南春がそれぞれの歴史や特徴、あらすじなどを解説した後、出演者が狂言、文楽、落語、お座敷遊びを実演。客席には外国人旅行者や留学生の姿が目に付いた。狂言「盆山(ぼんさん)」では盗っ人が犬や猿の鳴きまねをするのに笑い声を上げたり、舞台に上がってじゃんけんに似たお座敷遊び「とらとら」を体験したりしていた。

 デンマークから来た男性は「日本文化に興味があった。字幕があったのでよく分かり、楽しめた」と満足げ。山本能楽堂の山本佳誌枝事務局長は「今後は海外の情報紙や国内のホテルとも連携して認知度を高め、多くの外国人に楽しんでもらいたい」と話す。

 落語家の桂文枝は8月下旬、朝日劇場(同浪速区)で英語と日本語の字幕付き落語会を開いた。ネタは自らの創作落語「宿題」「別れ話は突然に…」。左右に顔を向けて登場人物を演じ分ける落語特有の話し方に合わせ、背景の左右に字幕を出す。日本語を英語に訳すと字幕の方が先にオチが分かってしまう場合があるため、日本語と同じタイミングで笑えるように語順を工夫した。

 落語は台本通りではなく、アドリブも多いため、日本語でも字幕を付けるのは難しい。英語字幕付きで上演するのは珍しいという。文枝は「2020年の東京五輪に向けて外国人旅行者が増えてくる。落語という面白い話があるということを広げていきたい」。

お座敷遊びを体験する外国人留学生(大阪市中央区の山本能楽堂)

 国立文楽劇場(同中央区)は6月に「ディスカバー ブンラク」と銘打ち、外国人向けの解説付き公演を初開催した。講談師の春野恵子が太夫、三味線、人形遣いの役割などを英語で説明。英語、中国語、韓国語のイヤホンガイドをそろえ、観客の約6割は外国人が占めた。

 現在は劇場内で英語、中国語、韓国語の無料解説書を配り、英語のイヤホンガイド(有料)を備える。劇場に近い黒門市場が外国人旅行者の人気スポットになっていることもあり、劇場を訪れる外国人が増えているという。同様の催しを今後も開催していく。

 上方の伝統芸能に外国人観光客を呼び込むには課題も多い。ブロードウェーミュージカルのようなロングラン公演ではないため、日本に短期間しか滞在しない旅行者は事前に公演の詳しい情報を手に入れて、上演時期に日程を合わせるのが難しい。言葉の配慮だけでなく、気軽に公演情報を把握できる体制づくりも必要になってくる。

(大阪・文化担当 小国由美子)
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