経済中心に書いてます!

趣味の範囲で…園芸・沖釣り・漢方・医食同源の投稿をします…業務はCX・225指数・FX Pro. …

シーメンス、エネ事業拡大 火力・風力セット提案

2016年12月13日 12時53分16秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDX04H1E_V01C16A2FFB000/?

シーメンス、エネ事業拡大 火力・風力セット提案
2016/12/5 23:06

 欧州重電最大手、独シーメンスが地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」の発効に伴うエネルギーの低炭素シフトを商機ととらえ、攻勢をかけている。新興国で高効率のガス火力発電所の大型受注や風力発電のM&A(合併・買収)をまとめた。単に再生可能エネルギーを推進するのではなくデジタル技術を駆使した管理などを絡め二酸化炭素(CO2)排出を抑える。低炭素化で先行する欧州地盤の強みを生かすシーメンスの戦略を探った。

 「2030年の低炭素シフトの流れは止まらない。再生エネはまだ出力変動に振れ幅があるがモジュール(複合型)を用意できるのが当社の強み。データ分析も進んできた」。パリ協定発効後の11月10日、ミュンヘンでの記者会見でジョー・ケーザー社長は説いた。

 16年9月期のエネルギー3部門はそろって好調だ。柱は発電設備と石油ガス向け機器が主力のパワー&ガス、次いで送配電を軸とするエネルギー・マネジメント。そこに風力・再生エネが加わる。3部門合計の利益は前年より51%増加した。

 象徴は進行中のエジプトの総額80億ユーロ(約9700億円)の発電プロジェクトだ。ガスを燃やしてタービンを回す発電と廃熱の蒸気による発電を組み合わせた高効率の「ガスコンバインドサイクル発電」で1440万キロワット、風力で200万キロワットを納入し、同国の発電容量は5割増える。同じモデルの展開は米企業の進出が遅れているイランをはじめ、新興国を軸に据える。

 成長分野の風力では今月から英東部ハルで洋上向けブレード(羽根)の組み立て工場が正式稼働し、洋上風力タービン首位の座を死守する。さらに来年のガメサ(スペイン)との統合で風力全体でもヴェスタス(デンマーク)と首位を競う。業界団体ウインドエナジー・ヨーロッパによると30年に欧州の風力発電容量は洋上6600万キロワット、陸上2億5400万キロワットになる見込み。欧州の実績を他地域にも生かす。

 シーメンスは30年には自社に関わる事業でCO2排出量が差し引きゼロの「カーボンニュートラル」にする目標を掲げる。カギとなるのがデジタル技術の活用だ。エジプトのような例ではガス火力・風力それぞれの発電状況をセンサーなどで把握。風力からの発電量が減った場合は即座に火力の立ち上げができる。

 配送電でも顧客の使用状況をとらえつつ、送電網の負荷も調べ効率的に電力供給する。電力自由化の先進地、欧州で培った技術だ。エネルギー・マネジメント部門トップのラルフ・クリスチャン氏は「エネルギーが顧客中心になるほどデジタル技術を生かした素早さが求められる」と説く。

 エネルギー部門全体のかじ取り役は14年8月に就任した米国籍のリサ・デイビス取締役。米石油メジャーを経て英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルに16年在籍した人物だ。

 移籍直後、米国の油ガス田向けコンプレッサー(圧縮機)で高いシェアを持つ米ドレッサー・ランドの78億ドル(約8900億円)買収案件をまとめ、米シェール鉱区を巡る競争で米ゼネラル・エレクトリック(GE)に挑戦状をたたきつけた。原油安で当初は苦戦。11月30日の石油輸出国機構(OPEC)の減産合意に伴う油価上昇で、シェール鉱区の増産が始まれば追い風だ。GEも10月以降、米石油サービス大手との統合やデンマークのブレード大手買収も決めた。独米両雄の衝突の場面はさらに増える。

 一方、11年の独メルケル政権の脱原発決定と歩調を合わせ仏アレバとの原子力合弁から撤退。「火力の潮流は石炭からガス」(ケーザー社長)と高効率石炭火力や原子力の輸出に熱心な日本の重電大手とは一線を画す。

 懸念はトランプ次期米大統領がパリ協定離脱を示唆するなど不確定要素が出てきたことだ。シーメンスの戦略にも影響が及ぶ可能性はある。(フランクフルト=加藤貴行、東京=庄司容子)
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 風力買い取り、21円に下げ 1... | トップ | 再生エネルギー、上場で生き... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。