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ヤマハ、売り上げ至上主義から決別で見えた最高益 証券部 湯浅兼輔

2017年05月15日 08時10分19秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO16332470S7A510C1000000/?dg=1&nf=1

ヤマハ、売り上げ至上主義から決別で見えた最高益
証券部 湯浅兼輔
2017/5/15 5:30日本経済新聞 電子版

 ヤマハが今期、14年ぶりに営業最高益を更新する見通しだ。最高益の立役者は、ピアノなど楽器の価格戦略の見直し。販売数量を追って価格攻勢をしかける営業と一線を画し、「値上げも辞さず」の姿勢で利益を重視する。売り上げ至上主義からの脱却をテコに稼ぐ力を取り戻している。

営業現場で値上げなど価格適正化が浸透してきた

 決算発表翌日の2日、ヤマハ株は急騰し、一時17%高まで上昇した。市場が評価したのが18年3月期の業績見通しだ。今期の連結営業利益は前期比9%増の485億円と、過去最高だった04年3月期の450億円を上回る。内訳を見ると、楽器が9%増の350億円、音響機器が11%増の115億円で、この2部門が利益の大半を稼ぐ。想定為替レートは1ドル=110円と、前期の実勢レート(108円)に近く、為替頼みでもない。

 今期の楽器の売上高営業利益率は13%と、前期から0.5ポイントほど改善する。コスト削減に加えて価格適正化の浸透が大きい。硬直的だった製品の値決めを、各国の市場に合わせて柔軟に変えるようにしたのが適正化だ。値下げもするが値上げが中心。単純な値上げは顧客離れを起こしかねず、新機能の追加などにあわせて値上げするケースもある。ブランドイメージを上げる広告宣伝を積極化して製品のプレミアム感を高めたのも役立った。

 ドイツ証券の田口洋アナリストはリポートで「楽器の販売数量増だけでなく、値上げやコスト削減で利益拡大が見込める稀有(けう)な会社だ」と指摘。決算後に投資判断を「買い」に引き上げた。

 これまでの最高益だった04年3月期は「着メロ」ブームに沸いた年だった。携帯電話の音源用半導体が絶好調で、半導体事業だけで営業益の7割弱を稼いだ。だがブームは長く続かない。音源を半導体に頼る方式から、通信を介してダウンロードする方式に急速に切り替わったためだ。ケータイからスマホへの移行はとどめになった。半導体が落ち込む中で本業に回帰せざるをえなくなったわけだが、結果的に幸いした。

 今後の成長の舞台として注目されるのは、インドやインドネシアなど新興国市場だ。中間層の拡大による趣味の多様化や音楽教育熱の高まりを期待する。ライバルの河合楽器製作所は今期営業増益見込みだが、過去の最高益はほど遠い。競合に先駆けて楽器で稼ぐ力を取り戻したヤマハの次の一手が注目される。
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