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ハリルJ、レベルアップへ重要な「秋の陣」 サッカージャーナリスト 大住良之

2017年09月22日 13時12分30秒 | 市場動向チェックメモ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21308380Q7A920C1000000/?n_cid=DSTPCS005

ハリルJ、レベルアップへ重要な「秋の陣」
サッカージャーナリスト 大住良之
(1/2ページ)2017/9/22 6:30

 日本代表にとって非常に重要な「秋の陣」が始まる。

 8月31日にオーストラリアに2―0で勝利を収めて6大会連続のワールドカップ出場を決めた日本代表。だが9月5日のサウジアラビアとのアウェーゲームから、2018年6月に開幕する本大会に向けての準備が始まっている。

ハリルホジッチ監督が求めるサッカーをするには年齢も所属リーグも関係がない

 高温多湿、端的にいえばサッカーなどできる環境ではないジッダで、バヒド・ハリルホジッチ監督は気温22度の埼玉スタジアムでのオーストラリアと同じサッカーを要求した。試合の立ち上がりを見て「これはとてももたないな」と感じたが、やはり20分が過ぎると極端に動きが落ち、相手との距離が遠くなった。それがサウジの個人的能力を生かす形になり、後半の失点につながった。

 もしあの試合が「勝たなければならない試合」、あるいは「悪くても引き分けが必要な試合」であれば、ハリルホジッチ監督も違う戦い方を選択したと思う。だがジッダでの試合は「ロシアへの最初の一歩」だった。だから、あえてロシアでやらなければならないサッカーに挑んだのだ。

 この姿勢を見れば、来年に向けての強化のためのこれからの準備でハリルホジッチ監督がどんなサッカーをしようとするか、明白だろう。オーストラリア戦で見せた最前線からの激しいプレス、ボールを奪うために戦い、奪ったら相手がたじろぐようなスピードでゴールに迫っていくサッカーである。秋からの試合はそうしたサッカーを再確認し、レベルアップさせるためのものだ。

 4年前の13年には10、11月と欧州で2試合ずつ、計4試合を戦った。しかし6月にワールドカップ出場を決めた前回と異なり、今回は出場決定が8月末で、10月にはプレーオフが入る可能性もあったため、10月の親善試合はいずれも国内開催となった。

 10月6日に豊田スタジアムでニュージーランドと、そして10日に横浜の日産スタジアムでハイチと対戦する。

サッカー日本代表「17年秋の陣」
月 日 会場 種別 対戦相手 FIFAランク
10 6 豊田 親善 ニュージーランド 113位
10 横浜 親善 ハイチ 48位
11 未定 親善 未定
未定 親善 未定
12 9 東京 E1 北朝鮮 124位
12 東京 E1 中国 62位
16 東京 E1 韓国 51位
 ニュージーランドは国際サッカー連盟(FIFA)ランキング113位だが、これはワールドカップ予選の試合数の少なさ、対戦相手のFIFAランキングの低さなどのため。各大陸王者などで争われる6月のコンフェデレーションズカップ(ロシア)ではロシアに0―2、メキシコに1―2、ポルトガルに0―4と3連敗に終わったが、力強い試合内容は印象的だった。11月の南米とのワールドカップ予選プレーオフに向け、エースのFWウッド(イングランドのプレミアリーグ・バーンリー所属、191センチ)の得点力は健在だ。

 ハイチはワールドカップの北中米カリブ地区の最終予選進出を逃したが、FIFAランキングではこの地区でメキシコ、コスタリカ、米国に次ぐ48位。日本にとって初対戦の相手で、カリブ海地区特有のリズムのサッカーにどう対抗できるか、楽しみな試合である。

■11月、欧州で連戦の方向で調整

 11月の2試合はまだ発表されていないが、欧州での連戦の方向で調整が進められている。

 そして12月には、前回までの「東アジア・カップ」から「E1選手権」と改称された大会が東京で行われる。日本、韓国、中国、北朝鮮の4チームが出場し、総当たりで優勝を争う。アジア・サッカー連盟(AFC)傘下の東アジア・サッカー連盟(EAFF)の公式選手権大会だが、クラブには選手の放出義務がないため、欧州のクラブに所属する選手は出場できない。

 中国と北朝鮮はほぼフル代表、韓国は日本や中国でプレーしている選手たちを使えるが、日本はJリーグ勢だけ。だが13年7月に韓国で行われた東アジア・カップでは同じ状況でFW柿谷曜一朗らが活躍し、初優勝を飾っている。

 オーストラリア戦の日本の勝利の原動力は、最前線の3人(浅野拓磨、大迫勇也、乾貴士)とその背後でプレーしたMF山口蛍と井手口陽介の圧倒的な運動量だった。守備面で相手を追い回し、激しくプレスをかけ続けるとともに、攻撃に転じたときには前へ前と走り、相手ゴールを脅かした。ポイントはスプリントを繰り返す運動量である。ハリルホジッチ監督が目指すスタイルでは、90分間でただ長い距離を走るのではなく、スプリントを繰り返す力が必要になる。

ハリルホジッチ監督が目指すスタイルでは、90分間スプリントを繰り返す力が必要になる=共同

 特に重要なのは、自分が担当すべき相手にパスが出たときの「アプローチ」の速さ、そして味方がボールを奪った瞬間のタイミングを逃さない走りである。前者がなければプレスに効果がなくなり、後者ができなければ効果的な攻撃ができない。オーストラリア戦の82分の2点目を振り返ると、それがよくわかる。

 ゴールキックからパスをつないでビルドアップを図るオーストラリアに、日本はプレスをかけるタイミングを計る。そしてMFアーバインにパスが出た瞬間、井手口が鋭い出足で詰める。アーバインが横にサポートしてきたルオンゴに出そうとしたパスを狙っていたのが原口元気だ。出足鋭くパスをカットする。井手口は一瞬アーバインからルオンゴへのパスを追ったが、原口がボールを奪うと見ると、そのまま足を止めずに左のスペースに走る。相手に囲まれながらも原口がパス。受けた井手口はスピードを上げ、急激に方向を変えてドリブルで中央に入り、右足を振り抜いてワールドカップ出場を決定的にするシュートをたたき込んだ。

 こうした「アプローチ」や「スペースへのスプリント」を90分間切らせないサッカーこそ、ハリルホジッチ監督が求めていたものだった。

 そしてそうしたサッカーをするには、井手口が示したように年齢も所属リーグも関係がない。確かにオーストラリア戦に先発、あるいは交代で出場した14人のうち11人が「欧州組」で、「国内組」はG大阪所属の井手口とDF昌子源(鹿島)、MF山口(C大阪)の3人だけだったが、これからはこれまでの実績も関係なく、すべての面でオープンになる。その意味では10、11月の4つの親善試合も12月のE1も違うところはない。

 これからの試合で、ハリルホジッチ監督の要求を理解しつつひるむことなく自分の持ち味を出せる選手がどんどん出てきてほしい。ワールドカップへの門は、すべての日本のサッカー選手の前に開かれている。現時点でアマチュアの選手が来年のワールドカップの舞台に立っている可能性もゼロではない。

■「正しい姿勢」でアピールしてこそ

成長著しい磐田の川辺(右)らが来年のワールドカップに絡めるようになるか=共同

 間違ってはいけないのは、「正しい姿勢でアピールすること」だ。ワールドカップ出場が決まると、「アピール」が標語のようになっていく。その言葉に乗せられて、これまでの大会ではいたずらに個人プレーに走り、自分自身を見失うばかりではなく、日本代表のチームプレーのリズムを壊してしまう選手も少なくなかった。メディアのあおりに踊らされず、あくまでもハリルホジッチ監督が求める役割をいかに高いレベルで果たすかに集中しなければならない。

 いま、私が気になっている選手を一人だけ挙げておきたい。ジュビロ磐田のMF川辺駿(22)だ。広島のユース出身で、本来は広島の選手だが、期限付きで磐田に貸し出されて3シーズン目。今季は名手MF中村俊輔の加入で大きな刺激を受け、攻守両面で大きく成長、中盤で井手口ばりのプレスをみせたかと思うと、果敢に最前線に飛び出してシュートを狙う。こうした選手が来年のワールドカップに絡めるようになったら、日本代表の成長曲線はさらに上向きになるに違いない。

 楽しみな「秋の陣」が始まる。
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