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逆張りの拡大戦略 H2Oの勝算(上) 神戸では大丸手ごわく

2016年10月12日 09時19分38秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08158000X01C16A0LDA000/

逆張りの拡大戦略 H2Oの勝算(上)
神戸では大丸手ごわく
2016/10/8 6:00

 エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)がセブン&アイ・ホールディングスの関西百貨店3店舗の事業を承継する。百貨店業界の勢力図を塗り替える大きな節目で、単純合算でH2Oの売上高は1兆円を超える。「セブンイレブン」で阪急阪神グループの「Sポイント」も使えるようになり、京阪神の小売業で圧倒的な存在となる。近年不振店を閉めて店舗網を縮小してきた路線に逆らう「逆張り」の拡大戦略に勝機はあるか。

 「三宮でそごう神戸店と一緒に頑張る意識だ」。6日の記者会見でH2Oの鈴木篤社長は力説した。神戸店など3店舗の立地は阪急電鉄と阪神電気鉄道の路線にも近く、勝算はあるとみる。

 H2Oは神戸で苦戦してきた過去がある。阪急電鉄三宮駅(当時)の駅ビル内にあった小型の三宮阪急は1995年の阪神大震災の影響で閉店。92年に海沿いの「神戸ハーバーランド」に出した神戸阪急は競争に勝てず12年に閉店した。

 この点、そごう神戸店はJR三ノ宮駅前で阪神電鉄神戸三宮駅のほぼ真上と立地は抜群。かつて1500億円近い売上高を誇った基幹店。16年2月期の売上高は468億円とピークの3割に縮んでも黒字の店だ。売上高の3割を占める外商顧客など支持層も厚い。鈴木社長は「60万人超の乗降客を抱え、ポテンシャルは高い」と強調する。

 H2Oの百貨店事業は、ターミナル駅など都心立地の店舗で利益を稼ぎ、全体を支える構図だ。稼ぎ頭は600億円を投じ7年かけて改装した大阪・梅田の阪急うめだ本店だ。阪神梅田本店も全面改装中で阪神間の東端の競争力を高める。今回西端のターミナル駅である三宮にも拠点を得て、都心で稼ぐ力を高める。

 地域一番店の大丸神戸店は手ごわい。主要な高級ブランド店や人気店を囲い込み、16年2月期の売上高は850億円とそごう神戸店の2倍近く稼ぐ。H2Oは今後、屋号や業態の変更、建て替えなどを検討し、早急にてこ入れするとみられる。

 一方、消費者の日常生活に近い郊外店の経営環境は厳しい。大型商業施設との競合激化で来年7月に堺北花田阪急を閉める。林克弘取締役は「阪急・阪神沿線でも郊外店は苦しい」と認める。競合百貨店幹部は「西武高槻店やそごう西神店の改善は難しい」とみる。

 H2Oの17年3月期の連結売上高予想は9300億円。イズミヤの買収などでわずか4年で売上高を8割増やした。3店の承継で、創業者小林一三氏が29年に世界初のターミナル型百貨店を開業して以来初めての1兆円達成だ。ただ人口減少やインターネット通販の普及、デフレ感の高まりなど環境は険しさを増す。セブン&アイすら店を手放す中での店舗網拡大。進む道は平らではない。
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