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枕で月商1億円 アマゾン圏外のニッチで勝負 (村山らむね)

2016年09月18日 14時34分12秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO07278450V10C16A9H56A00/?n_cid=DSTPCS003

枕で月商1億円 アマゾン圏外のニッチで勝負 (村山らむね)
(1/2ページ)2016/9/16付

 大アマゾン時代とも言えるインターネットショップ界。多少語弊はあろうが、アマゾンだけが悠々と売り上げを伸ばしているように見える。アマゾンと競合するのではなく、共存共栄する道を小売り、製造、サービス、あらゆる業態が考えていかなければならない。

まくらはオリジナル商品も多く開発している

 大波に巻き込まれないネットショップのあり方として、ニッチショップ(非常に狭い特定分野を扱うショップ)とマイクロショップ(手作り品などにこだわった超零細ショップ)いうものがあるのではないかと思う。今回は、特にニッチショップを取り上げたい。

 まくら(千葉県柏市)という会社がある。河元智行社長は異色の経歴だ。寝具業界にいたことがなく、前職はビックカメラの販売員。そこから2004年に友人と枕のネットショップを立ち上げた。「合わなかったら返品できる」という消費者本位の売り方で一躍支持を得た。月商1億円、ほぼ無借金経営を誇る。

 狭いからこその、4つの深掘りが面白い。

 まずはオリジナル枕の矢継ぎ早の開発。寝心地にこだわったものはもちろん、千葉県の形をした枕、落花生の殻を詰め物に利用した枕などで話題を作る。開発した商品の1割ヒットすればいいとおおらかだ。最近のヒットは抱きまくらで、女性に非常に受けているそうだ。磁気ネックレス大手の共同開発など、ちょっと多様な企業とのコラボ商品もある。

 2番めに、枕のIoT化。スマートフォンの睡眠アプリは数々あり、非常に人気があるものも多い。そういったアプリと枕を組み合わせて、ただ睡眠状態がわかるだけではない、ゲーム性も持たせた面白いアイデアを企画中だそうだ。

 3番めにはメディア化。様々なオーダーメード枕店の情報をまとめたサイト「まくらる。」を作り広告収入を得ている。いわば枕版の「食べログ」だ。実店舗で試して買いたい消費者も少なからずいる。そんな顧客との接点を作り、ライバルたちの店にも送客する。枕に関わるすべてのコンタクトポイントを、自ら生み出そうという試みだ。

 最後は世界展開。中国でバイヤーをしている知人たちから「中国で売れそうな商材を扱うネットショップを紹介して欲しい」とリクエストされ、リストを見せると一番「会ってみたい」と言われるのが、まくらなのだ。

むらやま・らむね 慶大法卒。東芝、ネットマーケティングベンチャーを経てマーケティング支援のスタイルビズ(さいたま市)を設立、代表に。

 実は、中国では、NITTAYAというタイの会社が非常に売り上げを伸ばしている。「独身の日」と呼ばれる11月11日のネット商戦でも昨年、大手通販モール「天猫国際」での売り上げ2位がこの枕の会社だった。中国人は頭の形を非常に気にするため、ベビー用の枕についてもかなりこだわりがあるという。

 まくらは枕という商品に絞ったからこそ、海外から注目されている。同様に様々なジャンルで、商材を狭く絞って世界への進出可能性を広げるショップが増えるだろう。

 面白いのは、絞ったネットショップの成功手法を河元社長から学び、巣立っていった元社員が、まくらの近隣でネットショップを立ち上げて成功していることだ。キッチングッズとバスグッズ。まるで、ネットショップのトキワ荘のようになっている。

 「枕で世界一になる」という言葉を口にする河元社長に、清々しさとともに畏怖を感じる。寝具では素人だった河元氏が、今では枕のことを話し始めると止まらない。枕のことならなんでもやる。そう言い切れるネットショップがどれほどあるだろう?

(通販コンサルタント)
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