経済中心に書いてます!

趣味の範囲で…園芸・沖釣り・漢方・医食同源の投稿をします…業務はCX・225指数・FX Pro. …

大量生産品「興味ない」 新流通革命 断絶を超えて(1)

2017年03月13日 08時02分38秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ03ICT_T00C17A3SHA000/?dg=1

大量生産品「興味ない」 新流通革命
断絶を超えて(1)
2017/3/13 2:02日本経済新聞 電子版

 その洋服は福岡市中心部の福岡アジア美術館に展示されていた。細かな編み目が施されたシンプルな白地のベストなど3点。生地のサンプルを触ってみると質感が毛糸とまるで違う。それもそのはず。3Dプリンターで作った洋服だからだ。

工場直販の「ファクトリエ」に転職した堀井経昭さん(東京都中央区)

 ゴムのように伸びるプラスチック素材を使って1日がかりで「印刷」した。素材は違えど伸縮性は抜群。着るのはもちろん、たたむこともできる。

 作ったのはネットベンチャーのキャンプファイヤー(東京・渋谷)。今は試作品だが、藤井裕二執行役員(40)は確信する。「夜にプリンターにセットした洋服が翌朝にはできあがる。そんな日がいずれくる」

 スーパー・ストアが出現し、小売りの主力となる――。経済学者、林周二氏が「流通革命」でそう書いて半世紀。大量生産・大量消費を前提にした流通システムが「断絶」する。自分だけが持つこだわりや価値観を大事にする「ワタシファースト」の消費者が大型店に行かずとも「私だけの商品」を手に入れる。

 中国が先を行く。アリババ集団が手掛ける中国最大のネット通販サイト「淘宝網(タオバオ)」が提供する画像検索サービス。街で見かけたお気に入りの商品をスマートフォン(スマホ)で撮影すると、その色や形を自動解析して8億に達するサイト上の商品群から類似品を割り出す。スマホ画面を指先で操作すれば注文完了。「大量生産品には興味ない」。上海市の会社員、丁麗舟さん(26)は言い切る。

 世界で増殖するワタシファーストの消費者。彼らを振り向かせるすべはあるだろうか。

 繊維メーカーのセーレンはオーダーメード衣料に活路を求める。色や形の組み合わせは47万通り。注文を受ければすぐさま福井県内の工場にデータを飛ばし、3週間後には消費者の手元に届く。ネット技術の革新が川田達男会長(77)が、「30年前から見てきた夢」という在庫不要のオーダー衣料事業を実現させた。

 東京・銀座の店舗。堀井経昭さん(63)が自ら売り込むシャツやネクタイを前に目を細める。

 31年間勤めた大手アパレル会社では中国の縫製工場を飛び回った。隣には仕入れ値を安くするために工場に圧力をかける同僚の姿。「これで本当に消費者は満足しているのか」。そんな疑念がいつも頭の片隅にあった。

 国産衣料品だけを集めたネット通販サイト「ファクトリエ」の運営会社に61歳で転じた。「工場が売りたい価格で売ることで日本にものづくりを残したい」。山田敏夫社長(34)の信念に共鳴した。山田氏が全国600以上の工場に足を運んで選んだこだわり商品を売る堀井氏は実感する。「作り手も買い手も満足する商品に向き合えている」

 既存の枠組みを一歩踏み出せば、違った景色が見えてくる。さあ、あなたも踏み出しませんか。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 異変 マンション市場 戸建て... | トップ | 蓮舫民進、見えぬ活路 「原... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

市場動向チェックメモ」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。