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[FT]心休まらぬオバマ氏

2017年03月13日 09時29分30秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM10H5H_R10C17A3TCR000/?n_cid=DF150220104320

[FT]心休まらぬオバマ氏
2017/3/13 2:00

Financial Times
 (1月20日に退任した)米国の第44代大統領には同情を禁じ得ない。まだ若く、引く手あまたで、高位の公職に立候補する意思のない女性と結婚したオバマ氏は退任後、最高の人生を送れるはずだった。しかし、後任のトランプ大統領のおかげで、不愉快な注目を集めることになった。昨年の大統領選の期間中、オバマ氏がトランプ氏の電話を盗聴したというトランプ氏の主張をめぐっては、憲政の危機に巻き込まれる可能性すらある。トランプ氏はオバマ氏の妄想に取りつかれているようだ。

トランプ氏の大統領就任式に出席したオバマ氏(1月)=ロイター

 トランプ氏のオバマ嫌いは今に始まったことではない。トランプ氏からケニア生まれだと言われ、オバマ氏は2011年、詳細な出生証明書を公表せざるを得なくなった。当時、我々はトランプ氏の主張は変人の売名行為だと一笑に付した。その数週間後、オバマ氏がホワイトハウス記者会主催の夕食会で、テレビのリアリティー番組の司会者に引っかけてトランプ氏を皮肉った際には、さらに大声で笑ったのを覚えている。

 オバマ氏のユーモアは、成熟した政治と荒唐無稽な陰謀は明らかに違うという前提に立つものだ。実はその時、オバマ氏は国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディンの殺害という重大な決断を下そうとしていた。そんな状況でも気の利いた冗談を飛ばしたのだと後でわかり、オバマ氏は評価を上げた。ところが、今やホワイトハウスが荒唐無稽な陰謀の情報源になっている。右派系ニュースサイトは、米連邦捜査局(FBI)が違法盗聴容疑でオバマ氏を近く逮捕するといった記事を次々と流している。

 問題はこれがどんな結果をもたらすかだ。オバマ氏は沈黙しているが、準備は怠らない方がいい。いずれトランプ氏によって、憲政上の本当の非常事態が起こるだろう。そうなれば、オバマ氏は元大統領のブッシュ親子、クリントン氏、カーター氏などと協力し、憲法が保障する米国の自由を守らなければならない。

 一方、左派からはオバマ氏が先頭に立ってトランプ氏の主張に抵抗すべきだという声が高まっている。背景にあるのは、民主党には明らかに指導者も次世代のリーダーもいないという事実だ。同党は1920年代以降、最悪の状況にある。何しろ、連邦議会では上下両院とも過半数に届かない。民主党の知事がいる州は、オバマ氏が大統領に選ばれた時の28州から16州に減り、知事のほか議会両院を押さえる州も、オバマ氏就任時の17州から6州に激減している。

 2020年もこの状況のままなら、共和党はあと10年は自党に有利に選挙区を見直せるだろう。トランプ氏の主張も米国政治で幅を利かせ続けるかもしれない。11月の大統領選で問われるのは自身のレガシー(政治的遺産)だと有権者に語ったオバマ氏には、頭の痛い問題だ。同氏のレガシーは今もなお問われ続けている。

 大統領就任前、オバマ氏と会談したトランプ氏は「向こうが認めるかはわからないが、彼(オバマ氏)は私を気に入っている」と言った。だが、トランプ氏は自分の気持ちを正直に話した方がよかったかもしれない。オバマ氏は2回の大統領選で得票数、選挙人獲得数とも相手候補を上回ったが、トランプ氏は得票数でクリントン氏に敗れた。トランプ氏は決してオバマ氏を許せずにいる。

By Edward Luce

(2017年3月9日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

(c) The Financial Times Limited 2017. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.
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