経済中心に書いてます!

趣味の範囲で…園芸・沖釣り・漢方・医食同源の投稿をします…業務はCX・225指数・FX Pro. …

北朝鮮問題で浮かぶ 金利操作の矛盾

2017年08月18日 00時12分26秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGF16H01_W7A810C1ENK000/?n_cid=DSTPCS007

北朝鮮問題で浮かぶ 金利操作の矛盾
2017/8/17 5:30日本経済新聞 電子版

 7月まで日銀の審議委員を務めていた木内登英氏が14日に発行したリポートが市場の話題になっている。「地政学リスクの高まりで、金利操作の欠点が浮き彫りになる」。北朝鮮を巡る世界経済のリスクが、日銀の金融政策に潜む「矛盾」を浮き彫りにするというのだ。

 木内氏が問題点を指摘する金利操作とは、日銀が昨年9月に導入した「長短金利操作付き量的質的金融緩和」だ。長期金利をゼロ%程度にするように国債の買い入れをする政策で、16日午前の長期金利は0.050%とうまくコントロールされているように見える。

 この施策の課題の1つが、本来は金利を下げて経済を支えるべき時に、金利を下げにくい仕組みであることだ。経済の危機時には、投資家は安全資産の国債に資金を移す。世界の中央銀行も金融を緩和するため、世界の金利は下がりやすくなる。だが、日本は日銀が長期金利の動きを抑制しているため、長期金利が下がりにくい。

 長期金利は銀行の貸し出しなど様々な金利の指標となっている。地政学リスクによって経済の先行きへの不確実性が高まっている時には、金利が十分下がることが借り入れをしている企業や家計の負担を減らし、心理的な悪影響などを和らげる効果がある。木内氏は仮に日銀が金利操作目標の維持を優先すれば、金利の低下で経済を支える効果が期待できなくなると見る。

 そもそも世界的な経済への不安から金融市場で金利の急低下が起こった時に、日銀はそれを止められるのだろうか。日銀は過去の金利上昇時には、一定の金利で無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」をして金利の上昇を止めてきた。だが金利が低下する局面で日銀が国債を売るのは現実的ではなく、手段は限られるとの見方が市場では強い。

 日銀内には「国債買い入れの減額や、買い入れる国債に金利の下限(価格の上限)を設定すれば低下は十分食い止められる」との見方が多い。ただ、こうした調整は市場から金融緩和の縮小と見なされかねないリスクもはらむ。

 市場への影響も無視できない。世界的な金利低下局面で日本の金利だけ下がらなければ、海外と日本の金利差は縮小する。これが円高の進行を促し株価に下落圧力をかける懸念もある。

 日銀が金利操作をあまりに厳密に実施しようと市場の自然な流れをせき止めれば、人々の心理に訴えかけて物価上昇を目指す日銀の金融緩和の枠組みとも矛盾をきたしかねない。

(浜美佐)
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« NY株反落、55ドル安 ウォ... | トップ | 2017.08.17(木) 本日の注目... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

市場動向チェックメモ」カテゴリの最新記事