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ビットコイン、海外送金に利点 価格変動に注意

2016年09月18日 14時37分28秒 | 市場動向チェックメモ
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO07066770Z00C16A9PPD001?channel=DF280120166591&style=1&n_cid=DSTPCS020

ビットコイン、海外送金に利点 価格変動に注意
 
シェアツイートクリップ2016/9/10

ビットコインの支払いはスマホでQRコードを読み取って決済する
 仮想通貨「ビットコイン」の名前を聞いたことがあるという人は多いはずだ。国内外で使っている円やドルなどに比べると、依然としてなじみの薄い存在だが、海外送金や買い物に使えるほか、売買で値ざやを狙っている人もいる。どこから手に入れることができ、どのように使うのか。ビットコインの基礎知識を押さえたうえで、利用する価値があるか考えたい。

 仮想通貨は実物のお札や硬貨があるわけではなく、インターネット上で相手とやりとりする。仮想通貨の種類は増え続け、今や世界に600以上あると言われている。最も有名なのがビットコインだ。

 ビットコインは2009年に登場した。円やドルなど法定通貨を発行する中央銀行にあたる管理者は存在せず、利用者全体で取引履歴を管理しあうことで「偽造」などを防ぐ。

■国内で数十万人


 ビットコインを入手するには、まず専用の電子財布「ウォレット」を用意する。ウォレットは仮想通貨を扱う取引所のウェブサイトでつくることができる。国内取引所の例でみると、利用者はメールアドレスや任意のパスワード、電話番号を登録。免許証のコピーなど本人確認ができるものもサイト上で添付する。

 こうした手続きを経て承認が得られると、ウォレットでビットコインの購入が可能になる。支払いは銀行振り込みやクレジットカード決済がある。もちろんビットコインを売って、円などに戻すこともできる。

 仮想通貨の情報サイトを運営する「コインデスク」によると、3月時点でウォレットを保有する人は世界でのべ1300万人超。2年で3倍に増えた。国内では数十万人が利用しているとみられる。

 ビットコインを使う場面は主に3つある。1つ目は送金だ。個人が海外送金する場合、銀行では一般的に支店などでの手続きが必要だ。ビットコインは24時間、取引所のサイトや専用のアプリを通じて送金ができる。銀行を使うと通常数千円かかる手数料もビットコインでは5円程度で済む。

 2つ目が実際の店舗での買い物や飲食での支払いだ。焼肉店「赤身専門にくがとう」(東京・中央)は昨年春ごろにビットコイン決済を導入した。お客の支払いは月4件ほどだが、平川達朗店長は「支払い方法の選択肢が多い方が顧客にとっても便利」と話す。支払いは店側が会計金額を入力し、iPadなどのタブレット端末にQRコードを表示する。利用者はスマホでこれを読み取り、画面上で承認すれば完了する。

 ビットコイン決済ができる店舗は国内に1千店以上あるとされる。クレジットカードに比べ、店舗が負担する手数料が安く、今後導入が増える可能性がある。

 利用者としてはビットコインの価格が需給に応じて激しく変動することを注意しなければならない。コインデスクによると、9月9日時点のビットコイン価格は約620ドル(約6万3千円)。今年6月中旬には760ドル前後まで上昇していたため、2割ほど下落した。


■証拠金取引も

 こうした特徴から金融商品のように安値の時に購入し、高値になった時に売ることも可能だ。これが3つ目だ。ただし利子が付くわけではなく、1日に2割変動することもある点を踏まえておくべきだろう。

 国内最大手の取引所ビットフライヤー(東京・港)は昨年11月からビットコインを使った外国為替証拠金取引(FX)を始めた。円を証拠金に最大5倍までビットコイン取引ができる。

 14年には世界最大の取引所だったマウントゴックスで顧客の資産など約500億円相当が消失。今年8月には香港を拠点とする取引所が外部からのハッキングで顧客口座の約65億円相当のビットコインを盗まれたと発表した。ビットコインの安全性というより、取引所の安全管理に問題があったためとみられる。

 国内でも業者から仮想通貨を購入したにもかかわらず、買い取ってくれないなどの詐欺被害が発生している。金融庁は利用者の安全性を確保するため、国内の取引所を登録制にする。監査法人の監査を受けることも義務づけ、行政処分も出せるようする。利用者も取引所や仮想通貨が安全なものか自身で注意を払う必要がある。(塩崎健太郎)
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