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ロシア下院選、与党が4分の3確保 プーチン氏の基盤強化

2016年09月19日 22時23分35秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM19H6B_Z10C16A9FF8000/?dg=1&nf=1

ロシア下院選、与党が4分の3確保 プーチン氏の基盤強化
2016/9/19 20:28

 【モスクワ=古川英治】ロシア中央選管は19日、下院選(定数450)で与党・統一ロシアが343議席を確保したと発表した。事前の苦戦予想に反して比例代表で50%強得票し、議席の4分の3を支配した。無党派層の関心が低く、投票率が過去最低に落ち込んだことが同党に利する結果となったとみられる。プーチン大統領は2018年の次期大統領選を前に、権力基盤をさらに固めた。

 中央選管の発表によると、比例代表での統一ロシアの得票率は54%で、前回の49%を上回った。今回導入された小選挙区でも9割の選挙区で議席を獲得した。プーチン大統領は18日の投票終了後に統一ロシアの事務所で勝利を宣言。比例代表の結果について「国民が安定を求めていることを表している」と発言した。

 そのほかの議席は共産党などいずれもプーチン大統領を支持する主要野党3党が確保した。「ヤブロコ」など反プーチン派の政党は比例代表で議席確保に必要な得票率5%を突破できなかった。主要政党以外ではプーチン支持派の小政党が3議席を獲得した。

 独立系調査機関レバダセンターの選挙前の世論調査では、統一ロシアの支持率は3割に低迷していた。支持率8割を超すプーチン大統領の人気とは別に、長引く不況や汚職批判を受け、今回の選挙では与党の苦戦が予想されていた。

 事前予想が覆った背景には、投票率が前回の60%から47%にまで落ち込み、与党への反対票が抑えられたことがある。事前の世論調査でも49%が「(下院選に)関心がない」と回答。投票を控えたモスクワの有権者からは「結果はやる前から分かっている」「何も変わらない」といった声が聞かれた。

 今回の選挙では小選挙区の導入とともに投票日が12月から夏休み明けの9月に変更された。投票率の落ち込みにより、組織力と知名度の高い統一ロシアにプラスに働いたとの見方が多い。

 モスクワなど主要都市と地方での投票行動のズレも目立った。統一ロシアのモスクワでの比例代表の得票率は37%にとどまった半面、南部カフカスのチェチェン共和国のでは得票率が96%に達した。有力紙ベドモスチ紙は、地方では行政圧力などを使った不正が報告されていると伝えている。
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