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「ザ・セイホ」の円売りは出るか 経済部 南毅郎

2016年12月07日 20時30分13秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO10380500X01C16A2000000/

「ザ・セイホ」の円売りは出るか
経済部 南毅郎
2016/12/7 13:27日本経済新聞 電子版

 円安が一服している。7日午前の東京外国為替市場で円相場は1ドル=114円台前半と、ここ1週間は横ばい圏で落ち着く。急激な円安・ドル高を演出してきた「トランプ相場」だが、日本側の円売り材料にも注目が集まる。総資産300兆円を誇る機関投資家、生命保険会社の動向だ。円安トレンドが一段と明確になれば、外債投資に伴い新たな円売り主体となる可能性がある。

 「実は『オープン外債』の取引で、細かく利益を取っていた」。ある大手生保の運用担当者は米大統領選後の対応を明かす。オープン外債とは、為替ヘッジをかけずに米国債など外債で運用する手法を指す。為替相場にとっては円安要因となり、為替変動リスクはあるもののヘッジに必要なコストがかからないためより高いリターンを得られる可能性がある。トランプ相場で円安・ドル高が進むなか、為替の値動きだけに着目すれば有効な戦略のひとつだ。ただ、それでも「金額そのものを大きくできたわけではなく、ここからどんどん増やしていく状況でもない」と先行きにはなお慎重だ。

 運用の高度化を進めるため、機動的に投資していく――。いまや多くの生保が運用の高度化を目標に掲げている。単に金融庁が大号令をかけているだけではない。資産の多くを国債で運用するだけに、厳しい運用環境が続くなか少しでも高い投資リターンを獲得することは大きな課題だ。2月には日銀がマイナス金利を導入、7月には超長期債の新発20年物国債まで利回りがマイナスになるなど今年は生保にとって異例ずくめの1年だった。少しでも高い利回りを求めて、マネーはおのずと海外へ向かう。

 問題となるのが、円相場の行方だ。米大統領選から1カ月で最大13円も急落しただけに、今後の投資戦略に頭を抱える運用担当者も多い。「年明けまでは様子見するしかない」と別の大手生保幹部はこぼす。再び円高が進めば、為替差損を受ける可能性があるため、一段の円安を期待してオープン外債を増やすのは「リスクが高い」と警戒する。顧客と長期の保険契約を結ぶ生保にとって、リスク投資にはやはり慎重にならざるを得ない。

 シティグループ証券の高島修氏は「足元ではまだヘッジの需要が強いが、いずれオープン外債が増えてくるだろう」との見方を示す。国内の主要生保10社が公表した下期の運用計画では、5社がオープン外債を積み増す方針を明らかにしている。円高が再び進むリスクを警戒してここからの投資には二の足を踏むものの、円の高値ではオープン外債を増やす動きも出てきやすい。新たな円売り主体として「機動的な運用」がいつ本格化するか、国内外の市場参加者が注目する。
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