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長時間フライト時はご用心 不調予防に水分補給を エコノミークラス症候群は予防が肝心!

2017年08月10日 19時38分22秒 | 市場動向チェックメモ
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO19721490X00C17A8000000?channel=DF140920160927&style=1

長時間フライト時はご用心 不調予防に水分補給を
エコノミークラス症候群は予防が肝心!
日経Gooday

2017/8/10

飛行機のエコノミークラスに乗った人だけに発症するわけではないので、最近は「ロングフライト症候群」と呼ばれている(C)fred goldstein 123-rf
日経Gooday(グッデイ) カラダにいいこと、毎日プラス

 休暇に旅行で長時間のフライトを予定している人もいるだろう。そんな方々に気をつけてほしいのが「エコノミークラス症候群」。発症のメカニズムが明らかになっているため、十分な注意と対策で防ぐことが可能だ。心臓血管外科医で北青山Dクリニック院長の阿保義久医師に、発症のメカニズムや予防法を聞いた。

■現在は「ロングフライト症候群」に改称

 そもそもエコノミークラス症候群とはどのような病態を指すのだろうか。

 まず名称についてだが、「エコノミークラス症候群」は、飛行機の狭い座席に長時間座ったままでいると発症しやすいことからこの呼び名が一般的に知られるようになった。2004年の新潟県中越地震では、自動車内で寝泊まりをしていた人をはじめとする避難生活者に、この「エコノミークラス症候群」を発症する人が多かったことで注目を集めた。

 2016年の熊本地震に関連する報道でも「エコノミークラス症候群」とされていることが多かったが、「実際には、飛行機の座席の種別に関係なく、長時間のフライトで発症するリスクが高まるため、現在では『ロングフライト症候群』に改められています」(阿保医師)という。ただ、ここでは一般読者になじみやすい「エコノミークラス症候群」として話していこう。

■長時間足を動かさず血液の流れが悪くなることが原因

 最初に理解していただきたいのは、「エコノミークラス症候群」は医学的には2つの病態をあわせた概念であるということだ。

 分かりやすく説明すると、下肢の深部静脈(足の筋肉より内側にある太い血管)に血の塊(血栓)ができる「深部静脈血栓症」の状態と、静脈にできた血栓が血流に乗って肺に飛び、肺の動脈を詰まらせる(塞栓)「肺血栓塞栓症」の状態をあわせて「エコノミークラス症候群」と呼んでいる。つまり、「血栓ができただけでは『深部静脈血栓症』、それに連動して、血栓が肺の動脈を塞ぐと『肺血栓塞栓症』となる」(阿保医師)わけだ。

 「エコノミークラス症候群」の発症のメカニズムを理解するには、次に簡単に血液循環の仕組みを押さえておきたい。

 全身を流れてきた二酸化炭素を多く含む血液は静脈によって運ばれ、大静脈から心臓の右側(右心房)に入って右心室から肺に送り込まれて酸素化される。その後、酸素を多く含む血液は心臓の左側(左心房)に戻って左心室から大動脈を介して全身へと運ばれていく(図1)。また、血液には、固まらせる「凝固」という性質と、溶かす「線容」という性質とがあり、このバランスが保たれることで、血液は固まることなく血管の中をスムーズに循環する。

図1 血液循環の仕組み
 下肢の血液は、ふくらはぎなどの足の筋肉を動かすことで、それがポンプの役目を果たして、心臓に戻っていく。ところが、長時間同じ姿勢で足を動かさないでいると、血流が悪くなって、血液が凝固のほうへ傾き、血栓ができやすくなる。血栓ができてしまうと、その後に動いたときなどに血流に乗って肺へ運ばれ、肺の動脈を詰まらせることにつながる。

 「とくに、座ったままの姿勢は、下腹部の腸骨静脈などを圧迫するので、血液がうっ滞して、より血栓ができやすくなります」(阿保医師)。肥満傾向のある人がエコノミークラス症候群のリスクが高いといわれるのは、座ったときに自身の重みで腸骨静脈が圧迫されやすいためだ。

 そうした状態で水分が不足すると、血液が粘り気のある状態になり、ますます血流を悪化させ、血栓もさらにできやすくなってしまう。高齢者は喉の渇きを感じにくく、脱水状態になりやすいので注意が必要だ。

■大きな血栓は突然死を招くことも

 「下肢で最も血栓ができやすいのは、ふくらはぎにあるヒラメ筋静脈です。ただ、ヒラメ筋静脈にできる血栓は小さいものが多いため、肺に達したとしても、末梢の細い動脈がつまる程度で、それほど危機的な状態にはなりません。一方、太ももにある大腿静脈や下腹部にある腸骨静脈では、ソーセージほどの大きな血栓ができることもあります。それほど大きな血栓が肺に達すると、肺動脈に糊状にくっついて完全に塞いでしまうので、肺が壊死する肺梗塞となり、血液が心臓に戻らなくなるため、心肺停止状態となります。大きな血栓による肺塞栓は、たとえ病院内で発生したとしても、救命措置が間に合わないことがほとんどです」(阿保医師)

図2 血栓ができやすいのはヒラメ筋静脈
 飛行機に乗っている間は、同じ姿勢のままじっとしていることが多い。さらに、トイレに行く回数を減らそうと、水分摂取を控えがちな人も少なくなく、血栓ができやすい環境になってしまっている。

■片足のむくみや腫れが表れたら要注意

 血栓ができたときには、どんな兆候が見られるのだろうか。阿保医師によれば、よく見られるのは「足のむくみや腫れ」だという。「とくに、血栓が両足にできることはまれなので、片側の足にむくみや腫れが見られる場合は要注意です」

 「血栓が肺に飛び、肺動脈が塞がれてくると、咳や呼吸苦、胸の痛み、発熱といった症状が表れます。また、小さな血栓の場合は数週間かけて徐々に肺に達するので、倦怠感や冷や汗などが出てくることもあります」(阿保医師)

 前述した通り、大きな血栓が肺に飛んでしまえば、急死にいたることもある。血栓ができやすい状況の際は、兆候によく注意して、心配があれば、すぐに医師に相談することが望ましい。

 ただ、それよりももっと大切なのは、血栓を作らないようにすることだ。

■足の運動のほか、腹式呼吸も予防になる

 「エコノミークラス症候群」を予防するには、水分をこまめに摂取し、長時間同じ姿勢でいないことが大切だ。

 体を動かしにくい場合には、つま先やかかとの上下運動をしたり、足首を回したり、ふくらはぎや太ももを軽くもんでマッサージしたりするといい。

 足全体を締め付けることで、下肢の静脈血を心臓に戻すポンプ機能をサポートする弾性ストッキングを履くのも有効だ。「医療用でなくても、ある程度の圧力がかかるものであれば予防効果はある」(阿保医師)。女性に愛用者が多い引き締め効果のあるストッキングなどもいいそうだ。

 また、阿保医師は「腹式呼吸」による深呼吸も勧めている。「深呼吸をしようとすると、背筋を伸ばすなど体勢を変えるきっかけになります。さらに、腹式呼吸では腹筋と横隔膜を使うため、大きな血栓ができやすい下腹部のあたりを刺激することになります。足の運動で運ばれてきた血液を、横隔膜の動きによってさらに引き上げ、血液循環を促すイメージですね」(阿保医師)

■日頃から足の筋肉を鍛えることも重要

 飛行機に乗っているときだけでなく、環境が揃えば、血栓は誰にでもできる可能性がある。普段から適度な運動を心がけて、ふくらはぎの筋肉が血液の循環を助けるよう、ほどよく鍛えておくことも大切だ。

阿保義久さん
 北青山Dクリニック院長。1993年東京大学医学部卒業。下肢静脈瘤の日帰り根治手術を日本で初めて確立したパイオニア。2000年日帰り手術(外来手術)、予防医療、アンチエイジング医療を主軸とするクリニックを開設。下肢静脈瘤日帰り手術は3万例以上の実績を持つ。局所麻酔による鼠径ヘルニア日帰り手術、無痛の胃内視鏡検査、がん・動脈硬化発症予防のためのドック、がん遺伝子治療など、新たな領域にも取り組む。
(ライター 田村知子)
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