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品質と安さで挑む Asia300フォーラム

2016年10月08日 15時01分24秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08162590X01C16A0FFE000/?dg=1

品質と安さで挑む Asia300フォーラム
2016/10/8 0:30
タイ

 タイの首都バンコクで7日に日本経済新聞が主催した「日経Asia300グローバル・ビジネス・フォーラム」で、アジアの有力経営者は自動化など労働コストの上昇を見越した技術革新を武器に世界市場へ進出する意欲を示した。一方で、英国の欧州連合(EU)離脱決定などに代表される反グローバル化の動きを懸念する声もあった。

「ASEAN経済共同体の商機と課題」をテーマに講演するFPTのチュオン・ザー・ビン会長兼CEO

■ベトナム・FPT会長「下請け脱し自ら創造」

 フォーラムではサービスや品質の高さと価格の低さを武器に、グローバル市場で存在感を高めているアジア企業から強気の発言が相次いだ。

 ベトナムIT(情報技術)最大手のFPT。チュオン・ザー・ビン会長兼最高経営責任者(CEO)は「低価格でもサービス水準は高い。IT受注大国のインドにも十分に太刀打ちできる」と強調した。4月にベトナム中部ダナンに開設した開発拠点「FPTコンプレックス」が最大の戦略拠点だ。

 敷地面積は5.9ヘクタールと中部最大の敷地を持ち、2020年には1万人のエンジニアが常駐する見通しだ。ベトナムの人件費は年間2桁以上のペースで上昇しているが、ダナンの人件費はハノイ、ホーチミン市に比べても30%安い。割安で高品質なサービスで、日本や米国の需要を取り込む。

 FPTはあらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」を今後の事業拡大の柱と位置づけており、実用化を急ぐ。ビン会長は「下請けだけでは成長しない。自ら新しいものを生み出すシリコンバレーのような企業を目指す」と話す。

 スポーツタイプの高級自転車でトップシェアを持つ台湾の巨大機械工業(ジャイアント)。創業者の羅祥安CEOは「市場が小さい台湾の企業として、世界を相手にする以外の選択肢はなかった」と話した。

 販売する自転車は2万円のモデルから100万円を超える高額商品まで幅広い。店舗では顧客に乗り方や楽しみ方も提案する。「最高品質の自転車を安価な値段で提供する姿勢が消費者に支持された」(羅CEO)と言い、今では欧米や中国など40カ国以上に販路を広げている。

 出席者からは反グローバル化など内向き志向の高まりに警戒感もにじんだ。「グローバル化は後戻りできず、雇用や安全保障で地域との協調を進めることがよりよい世界をつくることにつながる」との声が聞かれた。

「急拡大する中間層をつかめ」をテーマに講演する三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長

■三越伊勢丹HD社長「広がる中間層、切り口探る」

 インドネシアの石炭大手、アダロ・エナジーのガリバルディ・トヒル社長兼最高経営責任者(CEO)は中間層が拡大し、電力需要が急増している東南アジア諸国連合(ASEAN)で「持続可能で安価なエネルギー源を必要としている」と述べた。石炭を使った火力発電事業を今後も拡大する方針を示した。

 アダロは日本のJパワーや伊藤忠商事とともにインドネシアと日本の官民パートナーシップ方式(PPP)による初の大型火力発電所を建設している。トヒル氏は「東南アジアでは依然、人口の5分の1が電気を使えない状態にある」として、今後も電力需要が堅調に伸びるとした。

 三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長は東南アジアでの百貨店事業に関して「富裕層向けや中間層向けといった従来の分類が通用しなくなってきている」として、「美」や「健康」といった切り口での新たな店舗づくりを進める必要性を強調した。

 三越伊勢丹は東南アジアではクアラルンプールのほか、シンガポールとバンコクに出店している。大西社長は域内最大の経済大国のインドネシアに関して「中心部では(小売店の)供給が需要を上回っている」として、現時点での出店には否定的な考えを示した。

 これに対し、アダロのトヒル氏は「確かに競争は激しいが、インドネシアの中間層人口は膨大だ。日本企業はもっと積極的になってもいい」と話した。

(バンコク=富山篤、小高航、鈴木淳)

 ▼日経Asia300グローバル・ビジネス・フォーラム 日本経済新聞が「Asia300」として選定したアジアの有力企業や、アジアで事業を広げる日本企業の経営者が集まり、経営戦略やアジア市場の展望について議論する国際会議。今回は「アジア企業、世界に挑む」をテーマにグローバル市場に果敢に飛び出すアジア企業の戦略と課題や、アジアの競争環境などを議論した。
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