経済中心に書いてます!

趣味の範囲で…園芸・沖釣り・漢方・医食同源の投稿をします…業務はCX・225指数・FX Pro. …

在外ベトナム人、「故郷」で起業 米国流で勝負

2016年09月18日 23時26分40秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDX15H0W_V10C16A9FFE000/?n_cid=DSTPCS019

在外ベトナム人、「故郷」で起業 米国流で勝負
2016/9/17 1:00日本経済新聞 電子版
ベトナム

 ベトナムで海外帰りの「越僑(在外ベトナム人)」と呼ばれる人々が相次ぎ起業している。中核となっているのはベトナム戦争を機に海外移住した人々の子ども世代だ。経済成長の続くベトナムに商機を見いだし、音楽コンテンツ管理やベンチャー投資など米国流ビジネスのノウハウを持ち込んでいる。国際的なビジネス感覚を持つ彼らは、外国企業にとってベトナム進出の「懸け橋」となる可能性も秘めている。

エッシャー氏は米国での起業経験などを生かし、音楽管理・配信ビジネスの先駆者となった

 「ベトナムの楽曲やコンテンツを世界に広げたい」。同国最大の都市、ホーチミン市に本社を構える音楽コンテンツ管理・配信会社、ポップス・ワールドワイド。最高経営責任者(CEO)を務める女性、エッシャー・グエン氏(40)は笑顔で夢を語る。

 同社は米国生まれのエッシャー氏が両親の母国ベトナムに2007年に移住し、設立した。いまやベトナムの楽曲の9割の版権を保有する大手だ。動画共有サイト「ユーチューブ」などで世界に配信し、動画再生回数は月間12億回に達する。

 エッシャー氏は米国の弁護士資格を持ち、シリコンバレーで化粧品のインターネット通販会社を起業するなどの経験を積んだ。ネットによる音楽配信サービスはベトナムでも利用が広がるとみて移住し、起業。なじみが薄い版権ビジネスを理解してもらおうと「取引先や自社の従業員を粘り強く教育していった」。

 今年3月には米有料テレビ「ターナー」と提携し、ポップス社の子ども向けサイトに米国アニメ配信を始めた。動画投稿で収入を得る「ユーチューバー」を支援するクリーク・アンド・リバー社など日本勢とも提携、日米や東南アジアに事業を広げている。エッシャー氏は「母親には最初、ベトナム行きを猛反対された」と笑うが、「里帰り」での成功に自信を深めている。

 同国に深い傷痕を残したベトナム戦争は1975年に終結。混乱期にベトナムを脱出した移民や難民は世界へ散らばった。昨年は戦争終結から40年を迎え、米国とベトナムの首脳が相互訪問するなど関係改善が進んだ。これを受け、米国在住者が最も多い越僑の里帰りも加速している。

「ベトナムで数年内に100社以上のVBに投資したい」と語るエディー氏

 米有力ベンチャーキャピタル(VC)、「500スタートアップス・ベトナム」パートナーのエディー・タイ氏(31)もそうした一人だ。米国から12年に移住し、昨年8月に現職に就いた。

 現在は総額1000万ドル(約10億円)のファンドを運用し、現地ベンチャーに投資する。「ベトナムは優秀なエンジニア人材が豊富。数年内に100社以上に投資する予定だ」と意気込む。

 エディー氏は米ハーバード大を卒業後、エール大で経営学修士号(MBA)を取得した。「米国での学歴や西側のビジネス道徳を身につけていることで、国際的なビジネス相手とも信頼関係を築きやすい」と語る。

 実際、14年に米マクドナルドのベトナム初進出を担ったのは、米VC、IDGベンチャーズ・ベトナムを率いる越僑のヘンリー・グエン代表(42)だった。ハーバード大卒で、ベトナムのグエン・タン・ズン前首相の義理の息子として知られるヘンリー氏は「米国とベトナムの両方に顔が利く存在」として白羽の矢が立った。

 かつて敵対したベトナムと米国。それでも環太平洋経済連携協定(TPP)の合意などを追い風に、ビジネス面の連携は深まる。戦後生まれの越僑にとって「戦争の歴史による複雑な感情は全くない」と、ベビー用品通販サイト「Taembe.com」を運営する米国籍のファン・キム・ドン氏(33)は言い切る。

 両国をビジネスでつなぐ新世代の越僑経営者の姿は、新たな米越関係を象徴している。

 (東京 伊藤学)

 ▼越僑 国外居住するベトナム人や、外国籍を持つベトナム系移民を指す。ベトナム外務省によれば、全世界に約400万人がいるとされる。最も多いのは米国で約150万人が居住し、旧宗主国のフランスの30万人、カナダの25万人などが続く。なお中国系の「華僑」は世界で5千万人、インド系の「印僑」は3千万人規模と推計される。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「ウーバー」、日本社会への... | トップ | [FT]資本主義に危機 租税回... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

市場動向チェックメモ」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。