経済中心に書いてます!

趣味の範囲で…園芸・沖釣り・漢方・医食同源の投稿をします…業務はCX・225指数・FX Pro. …

膠着相場の間隙狙うヘッジファンドの影 証券部 宮川克也

2017年08月10日 16時25分22秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO19871330Q7A810C1000000/?dg=1&nf=1

膠着相場の間隙狙うヘッジファンドの影
証券部 宮川克也
2017/8/10 15:19日本経済新聞 電子版

 10日の東京株式市場で日経平均株価は前日比8円(0.05%)安の1万9729円で取引を終えた。午前こそ押し目買いが優勢な場面があったものの、その後は一進一退の状況が続いた。前日の大幅な下げから一転し、これまでと同じ膠着相場に戻ったかにみえる。ただ、この日注目を集めたのは、クレディ・スイス証券による先物の売りだ。市場では「薄商いの間隙を突いたヘッジファンドの逆襲の始まりか」とにわかに警戒する声が出始めている。

 クレディ・スイス証券は9日の日中立会内取引で、東証株価指数(TOPIX)先物を3950枚売った一方で、買いは979枚にとどまった。同証券は執行仲介手数料が安く、景気や政治動向などをにらみながら機動的に売買するマクロ系ヘッジファンドの売買注文を多く取り次いでいると言われている。この日も先物の売りを受け、「日本株の膠着相場で苦戦していたヘッジファンドが売り崩しにかかっているのでは」(国内証券)との観測があった。

 相場下落への不安は、オプション市場にも表れている。投資助言会社フェアラインパートナーズの堀川秀樹代表が注目するのが、期近物の日経平均オプションの建玉だ。コール(買う権利)で建玉が1万枚以上積み上がっているのは権利行使価格2万500円と2万1000円の2つのみ。一方でプット(売る権利)は権利行使価格1万9000円など、6つの価格帯で建玉が1万枚以上に積み上がっている。

 プットの建玉増加は将来的な売り圧力にもなる。プットの売り方は、日経平均が権利行使価格に近づいた場合、ロスカット(損失回避)のために先物を売るケースがある。プットの建玉は幅広い価格帯に広がっており、「軟調な相場が続けば、売りが売りを呼ぶ展開になりかねない」(フェアラインパートナーズの堀川氏)。

 積み上がるプットの建玉そのものが投資家心理を圧迫している面もあるようだ。

 都内在住で数億円の資産を持つ個人投資家は「ポジション(持ち高)は全部解消しました」と打ち明ける。「荷もたれ相場がしばらく続きそう」とし当面は静観する方針という。日経平均は朝高後に下落に転じ、個人に人気の東証マザーズ指数も7月後半から下げ止まらない。これまでは相場が下がった局面では強力な下支え役になってきた個人の押し目買いの力が弱まりつつある。

 北朝鮮が米国を挑発する動きは当面続く公算が大きい。15日に北朝鮮の「祖国解放記念日」を迎え、9月9日は「建国記念日」となる。こうしたタイミングで中距離弾道ミサイルが発射されるのではとの観測は強い。北朝鮮の動向に乗じてヘッジファンドが動く可能性はある。日本企業の決算発表が一巡し、買い材料に乏しい中、下値リスクは徐々に高まっている。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 東芝「限定適正」意見の有報... | トップ | セブンイレブン、60カ月連続... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

市場動向チェックメモ」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。