先ずは、金曜のＮＹ…
コーンＮＥＣ委員長
・９月の米雇用統計を大いに歓迎
・賃金の伸びが改善し、失業率が低下したことは明るい点。
・統計にいくらかノイズが生じたのはハリケーンが原因。
・次期ＦＲＢ議長人事について発言するのは適切ではない。
・税制改革と規制緩和を導入することで、３％超の成長可能。
ボスティック・アトランタ連銀総裁
・米国は力強い雇用成長が継続している。
・企業が高度な技術者の空席を埋められないことが課題。
・企業の投資の判断に足るだけの能力の有する人材が不足している。
ブラード・セントルイス連銀総裁
・雇用者数は予想より弱く懸念を生む。
・ＦＯＭＣが政策を誤る可能性を一段と懸念。
・金利は必要とされる水準近辺にある
・１２月ではハリケーンから持ち直すには早過ぎる。
・インフレ圧力は見られない
・雇用統計への市場の反応はやや脳天気過ぎる。
カプラン・ダラス連銀総裁
・経済は堅調でインフレ圧力は恐らく高まっている。
・次の利上げについては決めていない。
・労働市場のスラックは消え続けている可能性。
・ハリケーンによる雇用の喪失は一時的。
ダドリーＮＹ連銀総裁
・段階的な緩和解除はなお適切。
・インフレの目標未達が続いているのには驚き。
・インフレの目標未達は構造的変化が一因の可能性。
・利上げは緩やかな軌道を続けるべき。
米大手石油ガス開発のベーカー・ヒューズ
・今週の米国内の原油の掘削装置（リグ）稼動数は先週から２基減少して７４８基
ビルドワドガロー仏中銀総裁
・ＥＣＢは量的緩和プログラムのパラメータを変更してはならない。
・出口戦略は緩和姿勢と両立すべき。
・非常に緩やかな正常化が始まった。
・今こそユーロ圏の構造改革の時。
・ＥＣＢは再投資の影響を明確化する可能性。
・ＥＣＢは忍耐強くなる。
気象庁
・２３時５６分頃、福島県で震度５弱の地震が観測
・地震は推定マグニチュード５．９、津波の心配はない
・ＮＹ市場は、米雇用統計を受け、ドル買い強まるも、北朝鮮への警戒感高まり、ドル円は失速！
・米雇用統計で、非農業部門雇用者数（ＮＦＰ）は予想外の減少
・ハリケーンの影響から、今回はノイズと受け止め
・労働市場の、基調を示すものではない
・ハリケーンの影響が、出にくいと思われていた平均時給が大幅に上昇
・労働参加率が上昇した中で、失業率の下げは心強い内容
・全体的に、ポジティブな内容
・ＣＭＥが、ＦＦ金利先物から算出しているＦＥＤウォッチでは、１２月ＦＯＭＣでの利上げ確率を９０％超まで高めた
・ドル円は、米雇用統計発表後に113.40近辺まで上昇
・米雇用統計をきっかけに利益確定売り
・その後、112.60付近まで急速に下げる
・円買い要因は、北朝鮮が、週末にミサイル実験を行うとの憶測
・ロシアの、モロゾフ下院議員の発言がきっかけ
・「北朝鮮は新たな長距離ミサイルの実験を準備しており、米西海岸を攻撃することが可能だとの数学的な計算すら示した」と述べた
・議員は今週、北朝鮮を訪問した！
・１０月１０日は、朝鮮労働党の創建記念日
・日本では総選挙の公示日
・ユーロ自体の調整が続いている
・ポンド円は、一時、147円ちょうど付近まで下落
・英中銀の利上げ期待は高い
・政局が、ポンドを圧迫
・今週開催された与党保守党大会で、メイ首相は先の総選挙の敗北に関する責任問題を沈静化できず！
・メイ首相は、辞任はしないと言及
・党内からは、メイ首相の辞任を求める議員が最大３０人はいるとの発言も
・党内分裂リスクが高まる
・いまのところ、可能性は低い
・メイ首相が辞任した場合、ジョンソン外相などＥＵ離脱交渉において強硬路線を主張している議員が首相に就任するリスクを市場は警戒！
【恐怖指数】警戒感は高まる
・ＶＩＸスポット（NY時間：16:14）
・スポット 9.65（＋0.46 ＋5.01％）
今週の重要指標は、前半は、欧州金融系会合と、日本の総選挙公示、忘れてならないのは、北問題！
後半は、金融系会合に伴う要人発言に、マーケットが反応する可能性が考えられます！
9日（月）
※体育の日祝日で休場
★ユーロ圏財務相会合
※コロンブスデー（新大陸発見の日）銀行・政府機関は休み、商品市場は開場
10日（火）
☆衆院選公示
★黒田日銀総裁、あいさつ要旨
☆ダラス連銀総裁、講演
☆ミネアポリス連銀総裁、講演
★EU財務相理事会
★IMF世界経済見通し
★北朝鮮、朝鮮労働党創建記念日
11日（水）
★米FOMC議事録
☆シカゴ連銀総裁、講演
☆サンフランシスコ連銀総裁、講演
☆OPEC月報
☆中国共産党第18期中央委員会第7回総会
12日（木）
☆米生産者物価指数（9月）
☆米新規失業保険申請件数（7日までの週）
☆パウエルFRB理事、講演
☆ブレイナードFRB理事、ドラギECB総裁、パネル討論会
★G20財務相・中央銀行総裁会議（13日まで、ワシントン）
☆EIA週間石油統計
13日（金）
☆中国貿易統計（9月）
☆米小売売上高（9月）
☆米消費者物価指数（9月）
☆シカゴ連銀総裁、講演
☆ダラス連銀総裁、講演
☆パウエルFRB理事、講演
★IMF・世銀、年次総会
来週の米主要企業決算
12日（木）
・JPモルガン*（1.653）
・シティグループ*（1.295）
13日（金）
・バンク・オブ・アメリカ*（0.459）
・ウェルズ・ファーゴ*（1.026）
