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中国、増える過労死 急成長の代償大きく

2017年02月13日 15時18分57秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO12158280W7A120C1000000/?dg=1

中国、増える過労死 急成長の代償大きく
2017/2/13 6:30日本経済新聞 電子版
中国

 「僕はもうすぐパパだよ。生まれた子供にはすくすく育ってほしいなって、本当に強く願っています」。中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)の30代男性社員の李俊明さんは、こんな言葉を交流サイト(SNS)にアップし、間近に控えたクリスマスに願いを込めた。ところが、わずか1週間後の2015年12月13日夜。自宅マンション近くを妻と散歩中、突然倒れ、帰らぬ人となった。李さんはテンセントの花形のゲーム部門に所属し、ゲーム開発のリーダーを務めていた。

 テンセントといえば中国で最も急速に成長した民間企業として知られ、時価総額はこの10年間で約50倍に急拡大。スマートフォン(スマホ)向けのチャットアプリ「微信(ウィーチャット)」で知名度を上げた。

 その成長を引っ張る中心に、李さんはいた。李さんのことをよく知る周りの同僚らはすぐに、李さんの死因が過労死なのは明らかだとして、会社に職場環境の改善を訴える署名活動を始めた。

■過労死は年60万人超、利益優先がプレッシャーに

テンセントの社員の平均年齢は29歳。現在約3万人の社員が働く(2016年12月、広東省深圳市の本社前)

 「もっと社員の心のケアを大切にしてください。夜8時には会社から帰らせてください」。働き過ぎは、多くの従業員に共通する切実な悩みであったのだろう。李さんの死をきっかけにした「職場改善書」には多くの社員が署名し、経営幹部へと提出された。今、テンセントだけではなく、アリババ集団(浙江省)など有名企業で起こる過労死問題が、中国で急増している。

 14年春。アリババ集団に6年間勤め、主力の通販サイト事業「天猫(Tモール)」の運営マネジャーだった若手女性が、出産を間近に控えて、突然この世を去った。

 原因は過労死とされた。急成長中のTモール事業において、社内の評価が下がることを気にしすぎるあまり、受けるべき定期診断も受けず、出産休暇に入ってもなお自宅で仕事を続けた。死亡する前日も、自宅で夜中0時すぎまで働き続け、明け方の午前4時にけいれんを起こし、救急搬送されたが、亡くなった。

 中国では今、1年間に60万人以上もの人が過労死で亡くなっているとされる。その多くは、中国の急成長の代償にあると、多くの専門家は指摘する。呂尚彬・武漢大学教授は中国で過労死に至る背景について「急速な経済成長で、企業が利益を優先しすぎるあまり、今の従業員には相当なプレッシャーがかかっている」と見る。

 呂教授は、過労死問題の背景のもう一つ重要な側面についても指摘する。

 「経済成長が速すぎて、それにみんなが乗り遅れまいとした。中国の個人間の競争は極めて厳しい。そんななかで、みんなが幸せをつかもうと、自分の体に負荷をかけ過ぎてしまう」。会社だけでなく、個人の意識にも問題があるというわけだ。

 中国の労働関連法は「労働者は1日8時間以上、週44時間以上働いてはならない」と規定する。しかし、急速な経済発展の一方、労務問題に関する法整備が追いついていない面も見過ごせない。今でも、労働契約や就業に関する法解釈があいまいな点は非常に多く、労働争議(デモやストライキ)は年間約3千件にも上り、収まる気配はない。

 中国景気が減速局面にあるなか、今後もこうした問題をなおざりにすれば、さらに労務問題を巡る社会不安は広がりをみせ、中国社会に、暗い影を落とすことになりそうだ。

(広州=中村裕、北京=太真理子)
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