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貧しき政策論争、消去法の選択に 米大統領選第2回討論会

2016年10月12日 06時00分47秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM11H4L_R11C16A0EA2000/?dg=1

貧しき政策論争、消去法の選択に 米大統領選第2回討論会
2016/10/11 23:35日本経済新聞 電子版

 【ワシントン=小竹洋之】11月8日投票の米大統領選は、残り1カ月を切っても本質的な政策論争が深まらない。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)、共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(70)が再び対決した9日の第2回テレビ討論会では、トランプ氏の女性蔑視発言などを巡る互いの個人攻撃が目立った。両候補が最後まで泥仕合を演じれば、世界に最も影響力を持つ超大国の次の指導者は「どちらがましか」という消去法で決まる可能性が高い。

 「うそつき」「投獄されるぞ」「恥を知れ」……。「有名人になれば女性は何でもしてくれる」といった過去の発言を直前に暴露され、窮地に陥ったトランプ氏は、劣勢を跳ね返そうと相手に罵詈(ばり)雑言を浴びせた。大統領選に中傷合戦はつきものとはいえ、これほど激しい個人攻撃はやはり異例だ。

 「みなさん落ち着いて。ひと息ついて下さい。トランプ氏にチャンスを与えてほしい」。側近のジェフ・セッションズ上院議員は討論会終了後、失態を突く記者団への火消しに追われた。だが女性や移民への差別発言で多くの国民を怒らせ、目前の敵をたたくことでしか活路を見いだせないトランプ氏の限界は覆い隠せなくなりつつある。

 対するクリントン氏は冷静で堅実な受け答えで優位に立ったと評価されたが、相手への批判に多くの時間を割いた点に変わりはない。「彼が言ったことは全部嘘」「大統領にふさわしくない」。自身の個性や公約を訴えるだけでは支持が広がらず、トランプ氏を嫌悪する国民の危機感をあおるしかないのが実情だ。

 クリントン氏陣営の選対責任者、ジョン・ポデスタ氏は「明らかにトランプ氏の2連敗」と話すが、不用意な相手に接戦に持ち込まれるクリントン氏の弱さは否めない。

 両候補が予備選を勝ち上がった瞬間から、米メディアは「史上最も不人気な候補同士の大統領選」と評した。暴言を繰り返すトランプ氏と、国務長官時代に公務に私用メールを使っていたことで批判を招いたクリントン氏。その構図は終盤戦になっても変わらない。

 米世論調査会社ギャラップによると「対立候補が信用できないからトランプ氏やクリントン氏に投票する」と答えた国民の割合は28%に達した。「適格性・経験」(24%)「争点・政策」(17%)などの理由を上回っており、「まだましな方(lesser of two evils)」を選ぶという色合いが一層濃くなってきた。

 不人気がゆえに両氏とも激しい中傷合戦に走り、それが米国の結束や重要政策の練り直しを妨げる。悪循環に陥った今の大統領選は、世界の未来を託すのにふさわしいとはとても言えない。

 有権者との対話集会の形をとった今回の討論会では、医療保険制度改革法(オバマケア)や税制改革、過激派組織「イスラム国」(IS)への対応を含む幅広い問題が取り上げられた。しかし成長力が鈍る米経済をいかに底上げし、テロとの戦いやロシア、中国との「新冷戦」にどう臨むのかという議論はいっこうに深まらなかった。

 「偉大な米国の復活」を唱えるトランプ氏と「団結すれば強くなれる」と訴えるクリントン氏。そこに具体的な肉付けがないまま、投開票日は刻一刻と迫りつつある。
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