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シリア停戦の枠組み崩壊、米ロ深まる亀裂

2016年10月08日 13時27分11秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM04H87_U6A001C1EA2000/

シリア停戦の枠組み崩壊、米ロ深まる亀裂
2016/10/5 1:05日本経済新聞 電子版

 【モスクワ=古川英治】米政府は3日、ロシアとのシリア停戦協議の停止を発表し、二大国主導の枠組みが崩壊した。米ロは「相手が停戦合意を破った」と非難し合い、亀裂は深まる一方だが、強硬姿勢のロシアが米国を追い込む構図も浮かび上がる。2014年のウクライナへの軍事介入により欧米から経済制裁を受けるロシアは、任期切れが迫るオバマ米政権に揺さぶりをかける。米の政権交代後の立ち位置を有利にしてウクライナ問題での「取引」を迫り、制裁緩和を引き出したい思惑が透ける。

シリアを巡り協議するケリー米国務長官(右)とロシアのラブロフ外相(9月22日、ニューヨーク)=ロイター

 米ロ合意によりシリアのアサド政権と反体制派は9月12日に停戦に入った。ところがそれからわずか1週間で北部の要衝アレッポでの戦闘が再燃。ロシアとアサド政権は「対テロ」の名目で攻撃を続けた。米軍が誤ってアサド政権軍を空爆したことも火に油を注いだ。

 シリア停戦とその後の和平実現には、アサド政権の後ろ盾であるロシアの協力が不可欠。アレッポで人道危機が深まるなかで、ケリー米国務長官がロシアのラブロフ外相と再三にわたって交渉を重ね、今回の停戦合意ではロシアがかねて求めてきた対テロ連携にも応じた。

 ロシアは米の弱みを見透かし、軍事攻勢を仕掛ける。シリア内戦への介入をためらい、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦でも戦力の逐次投入で迷走するオバマ政権が、シリアでロシアと軍事的に対峙することはないと踏んでいる。パネッタ元米国防長官は「脅しに対抗する力を見せなければいくら合意してもロシアを抑えることはできない」と指摘する。

 ロシアは昨年9月末にシリアへの空爆を開始。当初から対テロをうたったが、実際には米欧が退陣を求めるアサド政権を支援し、反体制派をたたくのが目的だった。

 ロシアは親欧米に転じたウクライナのクリミア半島を武力で併合。同国東部にも軍事介入し、米国や欧州連合(EU)から経済制裁を受けている。ロシア政府関係者はかねて「ロシア外交の最大の課題は中東ではなく、ウクライナだ」と言明。シリアへの軍事介入をてこに、ウクライナ問題で米から譲歩を引き出す狙いを示唆してきた。

 ロシアのプーチン大統領は3日、核兵器の解体時に出る余剰プルトニウムを処分する米国との合意を一方的に停止する大統領令を出した。下院に提出した停止の法案には、合意復活の条件として「対ロ制裁の解除」「北大西洋条約機構(NATO)域内での軍縮」を盛り込んだ。「核兵器なき世界」を推進するオバマ米大統領に対し、その成果を守ることと引き換えに「交渉」を迫る内容と受け止められている。

 オバマ政権に圧力をかけて「弱腰ぶり」をあらわにし、西側の盟主の権威を失墜させる狙いもある。昨年11月のロシア機撃墜事件で冷え込んだトルコとの関係を修復させるなど、中東で存在感を高めていることは確かだ。タス通信によるとプーチン氏は10日にトルコを訪問し、エルドアン大統領と会談する。

 米国はウクライナ問題でロシアに圧力をかける一方、シリア問題は協調を探るなど、両問題を切り離す構えを崩していない。シリア情勢を放置すれば、「弱腰批判」が同じ民主党のヒラリー・クリントン氏にも向かい、最終盤に差し掛かる大統領選で足を引っ張りかねない。
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