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ソフトバンクとサウジ、IoT覇権へ投資連合 10兆円ファンドで関連産業囲い込み

2016年10月15日 20時05分53秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ14I20_U6A011C1EA2000/

ソフトバンクとサウジ、IoT覇権へ投資連合
10兆円ファンドで関連産業囲い込み
2016/10/14 23:27日本経済新聞 電子版

ソフトバンクグループの孫社長

 ソフトバンクグループがサウジアラビアの政府系ファンドと共同で投資ファンドを設立する。最大1000億ドル(10兆円強)規模を目指すファンドの投資対象はIT(情報技術)関連企業。あらゆるモノがインターネットとつながる「IoT」事業の構築に向け、孫正義社長は財布に巨額のオイルマネーを取り込む。ただ、サウジとの連合には危うさも潜む。

 ソフトバンクは新設する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」に今後5年で250億ドル以上を出資する。年平均5000億円相当という負担はこれまで投資事業に回してきた資金と大差ない。1兆円単位の買収劇を繰り返す孫社長は「うちにとっては小口現金のようなもの」と豪語する。

サウジアラビアで経済・国防政策を主導するムハンマド副皇太子

 ファンドの最大出資者は450億ドルを拠出するサウジ政府系の公共投資ファンド(PIF)。ただ、配車サービス大手の米ウーバーテクノロジーズに35億ドル出資したほかに目立った実績はない。一日の長があるソフトバンクはファンドを連結対象とし、運用も担う。

 サウジとの連合はソフトバンクにとって、「巡航速度」に近い負担を維持しつつ、資金枠を一気に広げる新たなレバレッジ戦略だ。通信の次の経営基盤に据えるIoT事業で成長の布石を打つ。

 あらゆるモノをネットにつなぐには通信用の半導体が不可欠。IoTを制するポールポジションにいる――。9月に買収した半導体設計専業の英アーム・ホールディングスを孫社長はこうみる。

 通信の受け手が文字通り「あらゆるモノ」に広がるIoT。アームの半導体が使われるには関連産業への幅広いアプローチが必要になる。IoTのデファクトスタンダード(事実上の標準)にするために膨らむ投資。孫社長がサウジを味方に付けた理由はここにある。

 米国ではグーグルやインテルなどシリコンバレーのIT企業が新興企業への積極投資を続ける。米国に中国、日本、欧州を加えた主要4カ国・地域の2015年のベンチャー投資額は10兆円超。ソフトバンクが今回設立するファンドはその実績と同等の規模になる。

 ただ、サウジとの投資連合にはリスクもある。サウジ側のトップ、ムハンマド副皇太子は王位継承権で第2位とはいえ、権力基盤はまだ盤石ではないとの見方がある。今回のファンド設立も経済対策での実績作りを急いだ面もあるようだ。投資対象の選定では制約が出る可能性もある。

 ソフトバンクの新しい戦略に対し、株式市場では好評価が先行。株価は14日の取引開始直後から大きく値を上げ、午前11時すぎにはこの日の高値の前日比4%高の6736円まで上昇。午後も6700円台で推移した。

 SMBC日興証券の菊池悟アナリストは「アームに続く買収案件が注目されるなか、自社でのM&A(合併・買収)ではなく、ファンド設立という手法が好感された」と分析。野村証券の増野大作アナリストは「ほかの出資者を招くことは投資規模の拡大のほか、投資リスクの分散にもつながる」とした。

 巨額の有利子負債を抱えるなか、2兆6000億円に上る投資額には懐疑的な声もある。ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄シニアファンドマネージャーは「財務面の不透明感につながる」と指摘する。
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