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手負いのハリルJ 豪には接近戦で首位浮上狙え 編集委員 武智幸徳

2016年10月11日 14時20分23秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO08198620Q6A011C1000000/?dg=1

手負いのハリルJ 豪には接近戦で首位浮上狙え
編集委員 武智幸徳
(1/2ページ)2016/10/10 18:37日本経済新聞 電子版

 2018年にロシアで開かれるサッカー・ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選でB組4位(2勝1敗、勝ち点6)の日本代表は11日午後8時(日本時間同午後6時)、メルボルンで首位(2勝1分け、同7)のオーストラリア代表と対戦する。上位2チームに無条件で本大会の出場権が与えられる今予選、日本としては最大のライバルを倒し、あわよくば一気に首位浮上を狙いたいところである。

オーストラリアが勝てば一気に走りかねない。本田は本来の姿を見せてほしい=共同

 06年にオーストラリアがオセアニアからアジア連盟(AFC)に転籍してから同国と日本は互いに一目置き合う関係を築いてきた。W杯アジア最終予選で同じ組に属するのは3大会連続で、10年南アフリカ大会予選はオーストラリアが1位、日本が2位、14年ブラジル大会予選は日本が1位、オーストラリアが2位で出場権を分け合った。日本が6大会連続出場を目指せば、オーストラリアは4大会連続出場を目指し、「試合は常にイーブン。両者の対戦に引き分けが多いのがその証拠」とオーストラリアのポステコグルー監督も日本の力を認めている。

 劇的な勝利を収めた6日のイラク戦は「勝たなければならない試合」だったが、オーストラリア戦は「勝ちにいく試合」と日本代表・ハリルホジッチ監督の表現も微妙に異なる。勝ちにいくが、強敵相手にアウェーで引き分けならそれも良し、という思いがあってのことだろう。

■長友の離脱が痛恨、酒井宏も出場停止

 B組は6チームすべてが3試合を消化し、勝ち点1差の中にオーストラリア、サウジアラビア(勝ち点7、2位)、アラブ首長国連邦(UAE、勝ち点6、3位)、日本がひしめく大混戦になっている。その中で最も安定感があるのがオーストラリアで、ここで日本をたたくと一気に走りかねない。

 待ったをかけたい日本だが、今回ばかりは劣勢は否めない。痛恨だったのは左SBの長友(インテル・ミラノ)が7日の練習中に頭部を強打し、離脱を余儀なくされたこと。

「コンディションは良くなっている」とハリルホジッチ監督=共同

 長友にはオーストラリアの攻撃陣に当たり負けしない強さと鋭さがあり、この大一番に必要な人材のひとりだった。6日のイラク戦はベンチを温めただけに満を持して登場するものと期待していたが……。

 オーストラリア戦は右SBの酒井宏(マルセイユ)が2枚の警告累積で出場停止になる。そこに長友の離脱も加わってDF陣はさらに手薄になった。

 この窮地に出番が回ってきそうなのが槙野(浦和)か。素晴らしいクロスを持つ左利きの太田(フィテッセ)という手もあるが、難敵相手に守備から試合に入ることを優先すれば、パワーと高さもある槙野をSBで起用する方が無難だろう。

 攻撃陣はFW岡崎(レスター)が左足首痛でイラク戦後から満足に練習ができていないのが気にかかる。10日の公式練習には参加したが、無理をさせて先発させて早々と交代というような事態は避けたい。そうなると、センターフォワードは9月のタイ戦で1ゴールを挙げた浅野(シュツットガルト)が務めることになるのだろう。引いて守るだけのタイよりも、快足の浅野が駆け回るスペースはオーストラリアの方が与えてくれそうだから、このキャスティング自体に無理はない。

 心配なのは、9月29日の代表メンバー発表の後から宇佐美(アウクスブルク)、武藤(マインツ)と攻撃陣にケガで辞退者が相次ぎ、途中出場でチームに活力を与える手駒が心もとない状況にあることだ。岡崎まで使えないとなると、先手を取れればいいが、追いかける状況になった場合は堅陣をこじ開けるタレントの不足を痛感することになるかもしれない。

守備から試合に入ることを優先すればパワーと高さのある槙野(右)のSB起用が無難だろう=共同

 自国で開催された15年アジアカップでチームを優勝に導いたポステコグルー監督は就任してからオーストラリアのサッカーの変革に努めてきた。前線の大型FWを目がけてロングボールを多用するようなことはせず、最終ラインから丁寧にビルドアップしながらボールを運ぶスタイルを植えつけてきた。「縦」に速い攻めを強調してきたのがハリルホジッチ監督なら、ポステコグルー監督は緩急の「緩」の重要性を説いてきたわけで、この対比は結構興味深いものがある。

 ほんの少し前までパスによる構成力と崩しを日本は武器とし、オーストラリアは中盤を飛び越える長めのパスを愛用してきたが、今は様変わり。中盤の底に主将のジェディナク(アストンビラ)がどんと構え、スコットランドのセルティックで頭角を現したロギッチ、ムーイ(ハダースフィールド・タウン)、ルオンゴ(QPR)らが組み立てに関与する。両サイドからクルーズ(レバークーゼン)、レッキー(インゴルシュタット)のドイツ組が鋭いクロスを入れ、189センチの大型FWユリッチ(ルツェルン)がパワフルに飛び込んでくる。

 英プレミアリーグのボーンマスでプレーする左SBスミスの攻撃参加も鋭い。右ウイングで対峙することになりそうな本田(ACミラン)が本来の姿を見せないと、いいようにかき回される恐れがある。

■選手同士の距離を詰め、しつこく守れ

 また、日本戦8試合で5得点の“天敵”ケーヒル(メルボルン)もいまだ健在。最近は終盤にユリッチと交代で出てくるパターンが多いが、この36歳の切り札に今回も痛い目にあわされるのだけは勘弁願いたい。

 9月の最終予選突入からパッとしない試合が続く日本だが、オーストラリアのイメージチェンジは日本にとって本来、悪い話ではないように思える。かつてのようにロングボールを多用される方がよほど厄介で、試合をしっかり組み立ててくるなら日本とて、十分に受けて立てるはずである。長谷部(アイントラハト・フランクフルト)を軸にボランチの山口(C大阪)、大島(川崎)、トップ下の香川(ドルトムント)、清武(セビリア)の誰が組むにしろ、中盤でやすやすと相手にしてやられる力関係ではないだろう。両サイドの攻防もしかりである。

別メニューで調整する岡崎。追う展開になったらタレント不足を痛感するかもしれない=共同

 日本の勝機はいかに接近戦に持ち込めるかにかかっている。縦にも横にも斜めにも選手同士の距離を詰め、しつこくまとわりつくような守りを試合終了まで組織的にやり抜けるかどうか。体を張る、球際を厳しくは当たり前のことで、攻撃に転じたときは日本らしい機転を働かせてほしいもの。

 ここまでの最終予選の3試合を振り返ると、ペナルティーエリア付近でフリーの選手は結構いるのに、「俺が」「俺が」になって無駄にしているケースが目につく。パスの受け手を多くつくり、それを適切に使う日本の良さをここ一番で出してもらいたい。

 ハリルホジッチ監督は「イラク戦よりコンディションは良くなっている。互いのことは知り尽くしているから(何を仕掛けてきても)大きな驚きはない。勝つには細部へのこだわりと、ほんの少しの運が必要になる。そして強いメンタルも」。アウェーの地で熱いハートと冷えた頭で戦い抜いて活路を開いてほしい。
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