経済中心に書いてます!

趣味の範囲で…園芸・沖釣り・漢方・医食同源の投稿をします…業務はCX・225指数・FX Pro. …

市場が気をもむ「イエレン氏の置き土産」 経済部 南毅郎

2017年04月05日 21時50分32秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO14931150V00C17A4000000/?dg=1

市場が気をもむ「イエレン氏の置き土産」
経済部 南毅郎
2017/4/5 12:54日本経済新聞 電子版

 外国為替市場で、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めを巡る議論が盛んになってきた。利上げに続いて次の焦点となるのは、これまでの量的金融緩和で膨らんだ4.5兆ドル規模の資産の圧縮だ。イエレン議長の任期切れが来年2月に迫る中、FRBが金融政策の正常化に道を開く――。そんな見方がじわり強まっている。

 「イエレン議長の置き土産になるだろう」。みずほ銀行の唐鎌大輔氏はこう指摘する。FRBは米金融危機の後、信用不安を抑えるため量的緩和を導入。2014年に緩和策第3弾「QE3」を終えた後も、約4.5兆ドル規模の資産を保有している。買い入れた米国債や米住宅ローン担保証券が償還を迎えても再投資を続けたためだ。

 今後はこの再投資をやめて資産を減らすとの臆測が出ている。今週に入り、3日にはフィラデルフィア連銀のハーカー総裁が年内の資産圧縮開始の可能性について言及。ニューヨーク連銀のダドリー総裁も同様の発言をしており、FRB幹部による「発信」が目立つようになってきた。

 もしFRBが再投資をやめれば、実質的な金融引き締めになるため米金利高・ドル高につながる可能性が高い。だが、気がかりなのが好調な米住宅市場への悪影響だ。ただちに売却を急ぐわけではないが、特に住宅ローン担保証券などの再投資が減れば金利に跳ね返り、米国経済に水を差す恐れがある。「株安などからリスクオフにつながれば、一転して円買いにつながる可能性がある」(クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司氏)との見方は少なくない。

 今後はFRB幹部の人事を巡っても、市場の臆測が広がりそうだ。くしくも4日にはリッチモンド連銀のラッカー総裁が即時辞任を表明。同総裁は米連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーだが、12年に投資家向け調査会社に機密情報を漏らした疑いで責任を取った。5日には金融規制を担当していたタルーロ理事が退任する予定で、来年にはイエレン議長やフィッシャー副議長の任期切れも迫る。

 FRBは5日、追加利上げを決めた3月FOMCの議事要旨を公表するが、ここでも資産圧縮の議論があったかどうかが焦点となる。足元の円相場は、1ドル=110~112円台で推移し、方向感のない展開が続く。本格的に金融政策が正常化に向かい、再び円安・ドル高が進むのかどうか。市場は早くも次の大相場を見極めようとしている。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 詩人の大岡信さん死去 86歳... | トップ | 駐韓大使帰任に異論相次ぐ ... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

市場動向チェックメモ」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。