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36年勤めた元職員「それぞれに個性ある」 相模原殺傷

2016年07月28日 07時05分25秒 | 市場動向チェックメモ
http://digital.asahi.com/articles/ASJ7W63LHJ7WUTIL051.html?rm=312

36年勤めた元職員「それぞれに個性ある」 相模原殺傷
2016年7月27日21時10分

津久井やまゆり園に36年間勤めた太田顕さん。「入所者は言葉による意思疎通は難しくても、意思はある」と語る=相模原市緑区

 「入所者それぞれに個性がある」。相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で36年勤務した元職員、太田顕(けん)さん(73)は事件に怒りを募らせる。

特集:相模原の殺傷事件
 1968年、開設5年目の時に赴任した。当時、入所者と一緒に外出すると、近くの大人や子どもが木陰に隠れることもあった。触れ合いが欠かせないと考え、入所者が小学校の運動会で駆けっこに出たり、施設の盆踊りに住民を招いて踊ったり。できるだけ接触する機会をつくった。

 すると、地域の目は変わった。無断外出の入所者に気づいた人から「1人でいる」と連絡が入り、お茶に招いてくれる住民も出てきた。「地域の理解なくして施設は成り立たない。障害を知ってもらうことが理解につながると確信した」

 3、4年がたち、表情やしぐさで入所者と意思疎通ができるようになった。満腹になれば、おなかをポンポンとたたき、職員と親指同士をくっつけた。それでも、保護者との面会日の笑顔を見ると、家族の愛情にはかなわないと思った。

 26日早朝、ニュースで事件を知り、自宅から徒歩5分の園に急いだ。無事だった入所者は体育館でテレビを見たり、音楽を聴いたりしていた。そんな入所者を見守る職員の姿が印象的だった。「ことの重大性を理解していない様子の入所者もいる中、職員は普段通りの環境をつくろうと心がけていた」と振り返る。

 でも在職中に担当した男性の安否がわからない。ラジオなどの電化製品が好きで、よく家族が差し入れていた。「母親が亡くなり、きょうだいが面会に来ていた。無事でいてほしい」

 「障害者なんていなくなればいい」と容疑者が話していると聞き、言葉を失った。「それぞれに個性があり、愛する家族がいる」

 人を有用かどうかで判断しようとする風潮が強まっていることも心配だ。「こうした考えに社会もきちんと向き合うことが求められているのではないか」

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