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ユーロ、3年ぶりファンド買い越しでも上値重く 経済部 浜美佐

2017年05月15日 20時52分29秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO16384150V10C17A5000000/?dg=1

ユーロ、3年ぶりファンド買い越しでも上値重く
経済部 浜美佐
2017/5/15 13:58日本経済新聞 電子版

 ユーロの上昇が鈍い。仏大統領選でのマクロン氏勝利をきっかけに、短期的に値ざやを取る海外ヘッジファンドなどの投機筋は、3年ぶりにユーロの買い越しに転じた。それでも節目の1ユーロ=1.10ドルを安定して超えられないユーロの値動きの鈍さは、長期投資家の間でユーロの先行きに対する不安が根強いことを物語る。

 海外投機筋などの動向を映すシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物取引の非商業部門の取引状況を見ると、ユーロは対ドルで2万2399枚の買い越しとなり、前週の1653枚の売り越しから買い越しに転じた。買い越しに転じるのは2014年5月以来、3年ぶりとなる。

 ところが、需給面の変化にも関わらずユーロの対ドル相場は上値が重い。ユーロは仏大統領選直後の8日に一時1ユーロ=1.10ドル台とユーロ高・ドル安水準を付けたものの、その後は1.08ドル台まで反落。週明けの15日の東京市場では1.09ドル台に持ち直しているものの、相変わらず上昇は鈍い。

 みずほ銀行の唐鎌大輔氏は直近のユーロの値動きについて、「投機筋以外の市場参加者のユーロ売りの根強さを物語っている」と指摘する。ユーロ圏では今後もドイツやイタリアで選挙が実施されるなど、政局絡みのリスクがくすぶり続ける。政治リスクを嫌って域内外の長期投資家の資金は引き続きユーロから流出しているとみられる。構図が大きく変わらない以上、短期売買が主な投機筋が持ち高を買いに変化させたところでユーロ相場のトレンドを大きく変える力は持ち得ない、と唐鎌氏は見る。

 では、ユーロが一段の上昇に向かうには何が必要か。唐鎌氏は「欧州中央銀行(ECB)の金融政策が引き締め方向へ変化する」ことがきっかけになると見る。市場の一部にも6月のECB理事会で、金融政策の将来の指針を示す「フォワードガイダンス」から、緩和拡大を示唆する文言が削除されるとの観測が出ており、ユーロ買いの材料になるとの見方も出ている。

 伏線はある。ECBのドラギ総裁は10日のオランダ議会での証言で「フォワードガイダンスの一部は、インフレの動向を巡るテールリスクへの対応を意図している」と述べた上で、経済の改善と共にこのリスクが顕在化する可能性は低下していく、とも指摘した。こうしたドラギ総裁の発言は、「近い将来のフォワードガイダンスの修正に含みを残した」(SMBC日興証券の丸山義正氏)といえ、市場の一部で既に広がっていた修正観測を裏付けている。

 ただし、ECBの方向転換がユーロの対ドル相場に対して強い上昇圧力を生むかどうかはなお未知数な面もある。ECBはいまだ金融緩和を継続中で、来年以降に資産買い入れの段階的縮小を検討するといった段階。年内にもバランスシートの縮小に着手し始める可能性が出ている米連邦準備理事会(FRB)に比べると、周回遅れの動きにとどまる。一方、金融引き締めを先行した米国で景気の頭打ち感が強まってくると、ドル高の動きが止まり、ユーロは相対的にドルに対して上昇しやすくなるとの見方もある。市場には「ユーロは長期的に見ればそろそろ底値と言えるかもしれない」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作氏)との見方も生じている。
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