経済中心に書いてます!

趣味の範囲で…園芸・沖釣り・漢方・医食同源の投稿をします…業務はCX・225指数・FX Pro. …

小林製薬「神薬」を待つ中国の壁 大阪経済部 加藤彰介

2017年02月24日 09時01分35秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO13274960T20C17A2000000/?dg=1

小林製薬「神薬」を待つ中国の壁
大阪経済部 加藤彰介
2017/2/24 5:30日本経済新聞 電子版

 中国の春節休みである2月上旬。大阪市の繁華街、中国・上海から心斎橋筋商店街に足を運んだ江正陽さん(30)は、ドラッグストアで小林製薬の腸の状態を整える「ガスピタン」を手に取った。「地元では手に入らない珍しい商品が多く、買い物が楽しい」と満足げだ。

訪日客への人気を生かして中国で医薬品の販売を目指す(大阪市内のドラッグストア)

 中国人が日本を訪れた際に買うべき医薬品としてインターネット上で話題になった「12の神薬」。そのうちの5つは小林製薬の商品だ。これまでは訪日観光客の取り込みが収益をけん引してきたが、「爆買い」に陰りが見え始めた中で小林章浩社長は「17年はインバウンド(訪日外国人)消費はないものとみる」と慎重。訪日観光客向けに培ったブランド力を生かし、むしろ中国へ打って出る姿勢を示す。

 品質維持の観点から中国国内での生産に二の足を踏む日本企業は多いが、小林製薬は上海や安徽省で使い捨てカイロや漢方薬に使う生薬成分を現地生産している。拡販を目指す大衆医薬品の現地生産にも前向きだ。同社はテコ入れのため19年12月期までの3年間でM&A(合併・買収)に約300億円投じる計画で、販売ルートを持つ医薬関連の企業への資本参加や合弁会社の設立に向けて動いている。

 全体の4%にすぎない中国での売り上げを伸ばす狙いだが、同社など日本メーカーの大衆薬には乗り越えるべき課題がある。医療用医薬品とは異なり、複合成分が多いという特徴があるためだ。主力商品の1つである消炎鎮痛剤「アンメルツ」には、血行促進成分だけでなく鎮痛剤やメントールなどが含まれる。幅広い効能は消費者に対する大きな「売り」となるが、配合が一般的でない中国では当局の認可が得られない可能性がある。

 流通ルートの取得も一筋縄ではいかない。大手への集約が進む日本と異なり、中国は中小の卸業者が乱立している。複数の業者が関わる取引も多く、有力な相手先を見つける必要がある。例え「神薬」でも、ドラッグストアの棚に自社商品を並べる日本のような風景を作るのは容易ではない。

 「爆買い」ブームに押し上げられた株価は、5000円前後のもみ合いが目立ち始めた。株価が停滞から脱却できるかのカギを握るのが、潤沢な資金だ。16年12月末時点で抱える現預金は581億円と総資産の29%を占め、割合は1~2割が多い武田薬品工業やアステラス製薬など製薬大手を上回る。訪日観光客から得た信頼を、利益成長につなげる施策につなげられるか。中国での次の一手を市場は見つめている。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 北朝鮮、「金日成」直系に執... | トップ | インド携帯、再編急ぐ 最大... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。