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「コンテンツ×販路」 TSUTAYAの徳間買収戦略

2017年03月21日 18時04分04秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ21HNJ_R20C17A3000000/?dg=1&nf=1

「コンテンツ×販路」 TSUTAYAの徳間買収戦略
2017/3/21 16:40

 CDやDVDレンタルの「TSUTAYA」を手がけるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京・渋谷)は21日、徳間書店(東京・港)を同日付で買収したと発表した。中堅出版社で経営は苦戦している徳間書店にCCCが着目したのはコンテンツを作る力だ。レンタル店だけでなく、書店や家電店、動画配信事業など幅広い販路を持つCCCは買収で得たコンテンツを二重、三重に活用して価値を創造できると判断。徳間書店の子会社化で「より立体的で新しいライフスタイル提案を創出する」(同社)との考えだ。

■徳間書店の企画、編集力に着目

 CCCグループで出版や音楽などエンターテインメント事業を手掛ける子会社カルチュア・エンタテインメント(東京・渋谷、CE)が徳間書店の株式を取得し、21日付で傘下に収めた。CE社はこれまで徳間書店の株式を議決権ベースで約15%保有していたが、出資比率を9割超まで引き上げた。追加の出資額は非公表。

 実は徳間書店は日本のそうそうたるアニメーターを発掘、輩出してきた出版社でもある。雑誌「Animage」では映画監督の宮崎駿氏がアニメ映画に先立って「風の谷のナウシカ」の漫画を掲載するなど企画、編集力に定評があった。徳間書店は宮崎駿監督の作品で知られるスタジオジブリ(東京都小金井市、星野康二社長)も設立し、2005年にジブリが分離・独立した後、関連書籍などを発行している。「GoodsPress」「食楽」といった雑誌もファン層から支持されている。

 CCCが徳間書店を買収する狙いも、こうした企画、編集力にある。CCCはレンタル店の「TSUTAYA」や「蔦屋書店」、家電店「蔦屋家電」、動画配信サービス「TSUTAYA DISCAS」など幅広い業態の販路を持ち、コンテンツが潜在的に持つ価値を多重活用しやすいからだ。既にCCCは全国の「TSUTAYA」の書店員が絶版になった書籍の中から「おすすめしたい本」を選んで復刊する「復刊プロデュース文庫」を2016年、徳間書店から発刊。埋もれていた読者のニーズを発掘している。

■各社の視線、「川上」のコンテンツに

 書籍や動画といったコンテンツの販売・配信サービスをめぐっては、米アマゾン・ドット・コムなど世界大手をまじえた競争が激しい。「戦国時代」を生き抜くには宅配スピードを競うサービスの利便性や品ぞろえの多さだけでなく、独自の企画やコンテンツなどで消費者を自社の店舗やオンライン・サービスに呼び込むことが重要になってきている。

 違いを打ち出そうとする各社の視線が向かっているのが「川上」のコンテンツ市場だ。2015年に日本に進出した動画配信大手の米ネットフリックスは又吉直樹氏の芥川賞受賞作「火花」に着目。火花を原作としたドラマを昨年、独自制作して配信し、他では見ることができないコンテンツを顧客獲得につなげた。国内勢のWOWOWなどもドラマなどの独自コンテンツの制作に力を入れる。

 データを活用した消費者ニーズの分析を武器に書店経営や図書館運営など次々と新事業を立ち上げてきたCCC。ジブリを生み出した老舗の潜在力を引き出せるのか注目が集まっている。

(富田美緒、浜美佐)
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