経済中心に書いてます!

趣味の範囲で…園芸・沖釣り・漢方・医食同源の投稿をします…業務はCX・225指数・FX Pro. …

なるか大器の「脱ゆとり」 西武・菊池が目覚めるとき 編集委員 篠山正幸

2016年12月13日 12時45分35秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO10544830S6A211C1000000/?n_cid=DSTPCS005

なるか大器の「脱ゆとり」 西武・菊池が目覚めるとき
編集委員 篠山正幸
(1/2ページ)2016/12/13 6:30

 悠々として急がず……。大器ならではともいえる、ゆったりした歩みがもどかしかった西武・菊池雄星(25)に、本領発揮のときが来るかもしれない。チームの低迷、岸孝之の移籍など、8年目を迎える来季、大黒柱への成長を促す条件がそろった。

契約更改を終えた菊池。体力面の課題克服に筋肉量を増やす練習を積んだ=共同

 岩手・花巻東高からプロ入りする際は後輩の大谷翔平(日本ハム)にも劣らない注目を浴びた菊池だったが、肩の故障などもあり、期待に応えられたとはいえないシーズンが続いた。

 2年目の2011年に1軍デビューしたものの、15年までの勝敗は4勝1敗、4勝3敗、9勝4敗、5勝11敗、9勝10敗。早々に9勝目を挙げながら、あと1勝ができずに2桁勝利を逃すなど、一皮むけきれないシーズンが続いた。

 直球の球速、変化球の切れとも一品。これでなぜ勝てないのかと不思議に思われるばかりだったが、本人のなかでははっきりと自覚される勝ちきれない理由があったらしい。それは体力面。最初のうちは1週間に1度のローテーションでも、体力が回復しきらなかったという。

 無尽蔵の体力で、馬車馬のように投げるイメージもあったが、じつはバテていた。

■粘投だった大谷との投げ合い、壁破る?

 課題を克服するためにここ数年とりくんできたのが、体重を増やさずに、筋肉の量を増やすことだったという。専門家について毎年重ねたトレーニングの結果は指導した担当者が驚くほどの成果となって表れた。

菊池が壁を破った今季の象徴が、大谷と投げ合った9月28日の1戦だった=共同

 180キロのダンベルを担ぎ、しゃがんだところから立ち上がる「フルスクワット」。これができるのは野球界に限らず、今まで指導してきたさまざまな競技の選手のなかでも菊池一人だったと担当者。

 これが今年1月の自主トレ公開時の話で、振り返ればこうしたトレーニングの成果が、12勝7敗という今季の成績につながったものと思われる。今季目標に掲げた15勝には届かず、143回という投球回数も物足りなかったが、持てる才の片りんを見せ始めたシーズンになった。

 壁を破った今季の象徴といえる投球が、大谷との投げ合いとなった9月28日の1戦(西武ドーム)だった。

 パ・リーグの優勝決定試合となったこの試合、1安打投球という離れ業を演じた大谷の前にかすんだが、菊池の粘り強い投球も見応えがあった。

 初回1死二塁から陽岱鋼を空振り三振、2死後暴投を犯して走者三塁となった場面でも、中田翔を空振り三振。二回もブランドン・レアード、田中賢介を連続三振に切ってとりピンチをしのいだ。失点はレアードに喫したソロのみで、レギュラーシーズンのクライマックスにふさわしい好ゲームを演出した。

プールで浅村栄斗(左)と体を動かす菊池。来季は西武投手陣の主力としてのスタートだ=共同

 球数が110球に達した六回で降板となったのが惜しく、高校の先輩、後輩による投げ合いを最後までみたいと思わせた。日本選手で大谷に対抗できる素材があるとすれば菊池が一番手、とも思わせる投球だった。

 初の2桁勝利の実績を踏み台にして臨む来季、大黒柱への歩みを加速させなければならない。

 岸が楽天に移籍。今季の開幕戦では菊池の一本立ちを促したい首脳陣の意向もあり、先発を務めたが、来季は正真正銘のエースとして開幕投手を務めることが期待される。このオフ就任した辻発彦監督は今季、新人で7勝(5敗)を挙げた多和田真三郎との競争になるとみているようだ。

■高い才能は侍ジャパンのエース級

 「ゆとり世代ですか。わからんけど、意外ともまれてない気もしないでもない。ちょっと精神的に弱い子が多いかなという感じがする」。これは就任に当たって、辻新監督が今時の選手気質について漏らした言葉だ。

 つい、菊池の名を思い浮かべてしまった。「ゆとり世代」には様々な定義の仕方があるらしい。菊池が生まれた1991年の世代はいわゆる「ゆとり教育」の該当年代となる。

岸(中央)は楽天に移籍。チームの低迷も含め菊池の成長を促す条件だ=共同

 しかし、おそらく本人はのんびり構えてきたわけでもなければ、ゆとり世代として十把ひとからげにされるのも本意ではないはず。

 ゆとり世代=菊池と連想してしまったのは見た目のおおらかさ、そしてじれったいようなここまでの歩みによるものだったのかもしれない。

 来季は先発の2番手、3番手の存在から、いやが応でも投手陣の先頭に立つことになる。プレッシャーを真っ向から受けての新たなスタートだ。本来ならとっくに侍ジャパンのエース級になっていなければならないくらいの才能にとって、それはむしろほどよい負荷になるに違いない。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 話題の炊飯器 ツヤツヤごは... | トップ | [FT]来るトランプ景気の危うさ  »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

市場動向チェックメモ」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。