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上がらぬ物価 債券市場に長い夏休み 経済部 中村結

2017年08月10日 16時28分56秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO19862460Q7A810C1000000/?dg=1&nf=1

上がらぬ物価 債券市場に長い夏休み
経済部 中村結
2017/8/10 13:36日本経済新聞 電子版

 物価の上昇見通しが高まらない。日銀が10日朝に発表した7月の企業物価指数は、前年比の上昇率が3年8カ月ぶりの高水準になった。消費者物価指数(CPI)の上昇につながる兆候とも捉えられるが、債券市場は「一時的」と物価上昇の継続に依然として懐疑的だ。期待インフレを示す指標は低空飛行を続けており、売買のきっかけがない債券担当者は長い夏休みを続けている。

 「5年前はよく買ってたんですけどね」。資産運用会社パインブリッジ・インベストメンツの松川忠氏は日銀が異次元緩和を始めた前後まで物価連動国債を買っていたと明かす。だが、ほとんど売却済みだ。「賃金が上がらない以上、長い目でみて『期待』はやっぱりないですよ」。

 物価連動国債は発行後に物価が上がれば元金も上がる国債で、物価の上昇見通しが強くなれば買われやすくなる。10年物国債と、物価連動債の利回りの差で算出する期待インフレ率(BEI)は10日に0.371%。8月に入り、10カ月ぶりの低い水準が続いている。

 企業物価指数が改善すれば期待インフレ率の改善見通しも立てやすくなりそうだが、松川氏は「物価上昇は一時的要因が多い。どうせ続かない」と諦め顔。実際、7月の企業物価指数も電力の夏季割増料金を加味すると前月比の物価上昇率は0%だった。7月は輸入品の物価改善も全体の指数を押し上げたが、足元は円高方向に進んでおり、持続性は不透明だ。

 物価上昇見通しが上がらない以上、日銀が表立って金融緩和策を縮小するシナリオは描けない。10日午前は当然のように、企業物価指数が改善を示す内容でも現物の日本国債の値動きは限られた。

 野村証券の松沢中氏は「北朝鮮リスクを受けた日本国債買いは一時的。海外勢の買いもほとんどなかった」と前日の値動きを踏まえたうえで、「焦点はやはり物価」と指摘。商品市況の改善などを受けて下げ止まっている点は評価しながらも、債券相場を動かすほどの物価上昇は見込めないとみる。

 景気が改善するのに物価上昇率が鈍い背景は日々、議論が交わされるテーマだ。様々な説があるが、国内債券市場は「上がらない」ことに自信を深めているのか、10年債の利回りは再び低下基調に入っている。8月の債券先物の売買高(全限月合計)が例年の8月以上に少ない閑散相場をみても、債券市場の物価上昇期待は簡単に上がりそうもない。
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