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「実はトランプ勝利?」 それでも笑えぬ市場 米州総局 大塚節雄

2016年10月12日 09時21分44秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN12H0D_S6A011C1000000/?dg=1&nf=1

「実はトランプ勝利?」 それでも笑えぬ市場
米州総局 大塚節雄
2016/10/12 7:22日本経済新聞 電子版

 11日の米株式相場は大幅に反落した。米主要企業の先陣を切った非鉄アルコアの7~9月期決算が市場予想を下回り、株価が急落。相場の重荷となった。年内利上げが意識され「緩和依存」型の相場からの脱却が試される局面で、業績面の好材料が欲しいところだが、幸先の良いスタートとはならなかった。

 今後は大統領選の影響も懸念される。バンクオブアメリカ・メリルリンチは「大統領選がある年の6~10月には、企業の公表する収益見通しが市場予想を下回りやすくなる」と分析する。特に今年は「9月に見通しを公表した企業の数が2000年以降で最も少なかった」とも指摘。企業が経営計画を打ち出しあぐねている様子がみえる。

 その大統領選。共和党候補のドナルド・トランプ氏に過去の女性蔑視発言が発覚し、党内で支持撤回の動きが加速。11日にはトランプ氏が「足かせがなくなった」と宣言した。9日の第2回テレビ討論会で優勢が伝えられたこともあり、民主党候補ヒラリー・クリントン氏には追い風が吹く。

 市場の大勢は、政策の善しあしは別にして先の見通しやすいクリントン氏なら「買い」、先の見通せないトランプ氏だと「売り」。株買いにつながってもおかしくはないが、市場は様子見を崩さない。なぜか。

 一つの可能性は「民主党が議会選で圧勝しては困る」という市場心理だ。「最良のシナリオは弱い議会民主党下でのクリントン大統領。議会を制圧すると、ひょっとしたらトランプ大統領より悪いかもしれない」(投資銀行ストラテジスト)。かねてウォール街ではこんな声もあった。

 仮に共和党が混乱のすえに「自滅」して上下院選で大敗すれば、増税や規制強化など、クリントン氏が民主党左派に配慮する過程で構築した「反ビジネス」色の強い政策がそのまま通ってしまいかねない。市場には望ましくないというわけだ。

 もう一つ、やはり「トランプ勝利」への恐怖も大きい。市場関係者の脳裏には、予想外だった英国の欧州連合(EU)離脱決定が刻まれている。「世論が大きく分裂する過渡期に、世論調査など信じられない」(エコノミスト)との意識は強い。

 「投票結果はすばらしい」。トランプ氏は10日、ツイッターでこう投稿した。第1回と同様、第2回テレビ討論会で自らが優位に立ったインターネット投票の結果を示し、「勝利」を訴えた。

 投稿によると、米誌タイムの投票では「トランプ勝利」の回答が89%に及んだのに対し、クリントン氏は11%。なかには「93%対7%」でトランプ氏の勝利という極端な結果もある。CNNなどが視聴者を対象に実施した世論調査では「34%対57%」でトランプ氏の敗北。大きく食い違う。

 ネット投票はCNNなどの通常の世論調査とは異なり、熱狂的な支持者が繰り返し投票できる可能性が指摘される。とりわけ今回は、前回からトランプ支持率が跳ね上がった投票も目立つ。熱狂的な支持者らが、危機感を募らせて動いている可能性もうかがえる。

 もちろん、ネット投票の極端な数値を額面通りには受け取れない。それでも「テールリスク(確率は極めて低いが起こると影響が甚大なリスク)」の存在を眼前に示されたようで居心地の悪い市場参加者もいるはずだ。

(ニューヨーク=大塚節雄)
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