バスフィッシングの個人的メモ

バスフィッシングの釣行記録と戦略についての気づきをメモした個人的な覚え書きです。

晩秋の野池クランキン+「ヤナギ」カットテール編(11/10-城ヶ谷下池+芦田川「ヤナギ」ポイント)

2007-11-14 23:52:01 | Weblog
午後12時20分、久しぶりに城ヶ谷下池に入る。空は晴れ渡り、時々風が強く水面が波立っている。少しづつだが、確実に冬へ近づきつつある晩秋らしい風景だ。ほんの2週間くらい前までは晴れた日よりも曇りや雨の日の方が釣れそうな感じだったこの池も、今では晴れて暖かくないととても勝負にならないような感じだ。いつもどおり堰堤から水面を見渡すと、ほんのわずかだが水の濁りが強くなっている。水面まで覆っていたやわらかいウィードもやや冬枯れして水の中に引っ込んでいるところがほとんどである。

いつも攻めている堰堤奥と堰堤入り口近くのガードレールそばをスーパークランクで流してみるが、まったく反応がない。というよりは全然魚っ気がなくなっている。いつもなら目の前の水の中でバスの姿を複数確認できるはずなのだが、近場はおろか沖に魚が立てる波紋すら見ることができなくなってしまった。この池にも、いよいよ冬が近寄ってきているということだろうか。

他のフィールドの様子と比較しても、これだけの陽気なら水面近くの見える深さをウロウロしているはずである。どうやらいつも攻めている堰堤近くのエリアには、ほとんどまったくバスがいなくなってしまったようだ。ではどこに行ってしまったのだろう?堰堤の反対側となる池の上流部?には、まだかなりヒシモのウィードベッドが残っている。ウィードが濃い分その辺りの方が暖かいはずなので、おそらくバスが移動しているとしたらそちらだろう。そう考えて、ウィードベッドが茂っている時期にはほとんど攻めることがない、上流部を攻めてみることにした。

道路側から1ケ所降りる道があり、そこから水面の様子を見るとウィードベッドもすっかり薄くなっていて、足元の岸近くにはビッシリと残っているものの、3メートル以上沖にはわずかだがクランクベイトをトレースできるオープンウォーターが広がっていた。背後の藪があるため思ったところにキャスティングが決まらないが、何とか10メートル以内の範囲を探ってみる。水中にはウィードが茂っているので、根掛かりしないようにトップウォーター風のチョロチョロアクションだ。

サーチしながら水中を見回すと、予想通り数匹の小バスがウロウロしているのが見えた。とは言うものの、あまりに近いので見えるバスには見られているという状況だ。数投して出てくる気配がないので引き上げようとしていた時、少し遠距離のキャストを放ることができた。しかし、引いてくる方向へ少し行ったところにすぐ水面上に浮かんだヒシモがあり、実質トレースできる距離はわずか1メートルくらいしかない。どうせ出てこないだろう、とチョロチョロ水面に波が立つ程度のアクションをくわえていると、不意にバイトが出た。ヒシモに絡まった状態でキャッチしたバスは31センチのいいサイズだった。やはり水面で食うほどの活性は維持されているものの、秋の深まりとともにバスが着いている場所が特定の箇所に限定され始めているようだ。これから少しの間はそういう場所をいかに早く見つけるかがキモになるのだろう。

夕方6時過ぎ、昨日に引き続き芦田川下流エリア通称「ヤナギ」ポイントに入る。幸いにも先行者はいなかったので、一番人気?の水門近くからスタート。昨日は暗がりだったということで目立ちやすいスピナーベイトを選んだが、インターネットで関連情報をサーチしてみると夜間でもソフトルアーに食ってくるポイントのようなので、今日はカットテールで流してみることにした。キャストを繰り返しているとそれを裏付けるように魚が当たる感触が頻繁に出る。しかし、その大半はブルーギルらしく、特有のブルブルという小刻みな振動や急に引っ張ってはすぐに離すというバイトばかりだ。

この暗がりでブルーギルにカットテールが見えているということは、きっとバスにも見えているに違いないと信じ、岸辺のゴロタ石伝いに下流へ向けて少しづつ移動しながら攻める。20メートルくらい下ったところだろうか、昨日スピナーベイトで2回目のバイトが出た辺りでついにラインが走った。ラインはそのまま引き込まれバスである可能性が濃厚になってきたので、ビシッとロッドをあおりフッキングする。少し激しい抵抗があったのでそこそこのサイズかな?と思ったが、上がってきたのは26センチの小バス。とは言え、夜間であってもソフトルアーで釣れるということが確認できた貴重な1匹であった。

その後付近をしつこくたたいてみたが、どうやらやる気があったのはその1匹だけだったようで、以降音沙汰なしのまま1時間後に終了。しかしながら、ルアーを工夫したり、時間を長く取ったりすれば、夜であってもちゃんとバスが相手にしてくれることはこれでほとんど疑いようがなくなった。下流エリアを攻める場合どうしても夜間が多くなってしまう立場としては非常にありがたいことだ。

本日の釣果:城ヶ谷下池1匹(31センチ)+芦田川下流エリア「ヤナギ」ポイント1匹(26センチ)

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