風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「先生なし。自由に楽しむスケッチクラブ=名古屋『かこう会』の作品展」

2017-04-06 07:18:32 | アート・文化



画材も画法も自由。教室ではないので先生もいない。とにかくスケッチに出かけ、お絵描きを楽しもう――。
ユニークなモットーで、名古屋の絵仲間ではちょっと知られた「かこう会」の作品展が、名古屋市博物館ギャラリー(瑞穂区瑞穂通)で開かれています。9日(日)まで。

会の歴史は結構古く、50年以上も前の1965年の発足。2月から12月までの第3日曜日を基本に、バスで東海地方を中心にスケッチ旅行(雨天決、行)。入会金1000円、年会費6000円。旅費(3000円前後)は自己負担――などとなっているようですが、詳細はネットに掲載されています。

現在の会員は約80人。先生はいませんが、中には絵画教室を開いているメンバーもいます。自分も気ままに描く時間を楽しみたい、ということでしょう。
またスケッチ会の企画や郵便などでの連絡、バスの手配、スケッチ先の安全確認を兼ねた下見などをするために、会長を中心に数人のスタッフがいます。

会長の法月俊雄さんは言います。
「私が開いている教室でもそうですが、何を描くか、どう描くかなんて言いません。楽しんで描く場を用意するだけ。うまく描こうとか、言われたから描かねばと苦しんで描いても、いい作品はできっこないですから」

さらに付け加えました。
「ただ、地元の人を"先生"にしてください。話しかけて、その建物、山や川、風習や暮らしなどに耳を傾ける。モチーフに愛着が沸き、スケッチが楽しくなり、絵も一段と良くなりますから」

博物館ギャラリーの2部屋を使い、6号サイズを中心に水彩、油彩、ペン、パステル画など約140点が並ぶ会場を一巡して納得しました。絵を始めたばかりでも気後れしないで描いた絵、夫婦でスケッチを楽しんだ作品もあります。
公募展会場などのような緊張感はなく、開放感があると言ったらいいでしょうか。作者自身のコメントにも目を通しつつ、そう感じました。

「この景色が夕方になったら、と想像して描いてみました」と、夕日に染まる風景画にした作品。楽しかったでしょうね。
工場の建物が並ぶ風景を、どの角度から描こうか考えた結果「全部描いちゃお・・・」と、4枚を1つの額に収めた作品も。
法月さんの評は――。「いいですね。次へのステップにもなるでしょう」


 

  

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