風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「名古屋で、東日本大震災の犠牲者の冥福を祈る造形作家の「天使のロンド」作品展」)

2016-12-20 14:22:57 | アート・文化

 

 

              

展示場いっぱいに、白い羽根の無数の天使たちが手をつなぎ、舞っています。
名古屋市民ギャラリーで、25日まで開かれている造形作家・加藤裕美さん(60)=愛知県長久手市在住=の作品展「天使のロンド」。加藤さんが説明してくれました。「東日本大震災から5年が過ぎました。しかし、私が住んでいた福島県の友人たちの話でも、被災地の回復はまだまだです。風化させてはならない、と犠牲になった18457人の天使をつくろう」と。

荷札一組2枚を木の葉状に切って広げ、鳥の羽の形にした天使たち。
「この天使たちが手を継ぎ合って輪をつくり、舞うように天国へ昇っていくというイメージですね」
「荷札1000組入りの箱を19箱買い、今年の1月から制作にかかりました。いつもハサミと荷札を持ってやってきましたが、なかなか進まなくて…。結局、展覧会の開幕に間に合わせることができませんでした」と加藤さん。

加藤さんは児童のための美術・造形教室やボランティア活動などと精力的に取り組んでおり、これまでにブログに取り上げさせてもらったこともあります。
「見通しが甘かったかもしれません。でも、1人でも多くのみなさんに東日本大震災への記憶を留めてもらえるように、最終日までには何とかして…」と話す加藤さんの手は休みません。
展示場には、次々に天使をつなぐための三脚を置いたままです。

 

 

ジャンル:
芸術
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