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勝利への思い

2012-11-02 06:41:53 | 久商野球部
 2011年、秋の九州大会ベスト4は神村学園、九州学院、別府青山、創成館だった。2012年1月に選抜高校野球大会出場校を決める選考委員会が行われた結果は、神村学園、九州学院、別府青山、宮崎西が選ばれた。ベスト4に残りながらも選ばれなかった創成館は、準決勝で準優勝の九州学院に0-9で敗れていた。選ばれた宮崎西は九州大会初出場。準々決勝で九州学院を相手に0―2と互角に渡りあってベスト8だった。
 2012年の今大会、創成館の「絶対に勝つ」という強い「思い」が久商野球部の「勝って甲子園に行きたい」という「思い」を上回っていたことは間違いないところだろう。
 
 以前、「人間力」というコラムを紹介したことがあったが、その中である高校の元監督がこう話している。
「野球部の子には、3つの顔がある。野球部での顔、家での顔、クラスでの顔。でも根本は一つ。三重人格の人間やったら、ココというときに力は発揮できない」と。
日常生活で「3つの顔」を持ってしまうとだめだ。例えば、監督の前では靴を揃えるのに、家では揃えない。場所や人が変われば自分の態度が変わるということは、練習ではできていたことが球場ではできなくなったりすることに繋がるのだろう。つまり、どの場所、どの相手であっても、常に同じ態度で生活出来るかが、ココというときに力を発揮できるのだろう。
 
 賛否両論あるだろうが、「甲子園がすべてではない」と考えている。最後の夏の大会では1回戦が終わると全国で約2,000校が姿を消すことになる。2回戦が終わればまたその半分だ。「甲子園がすべて」とした場合、甲子園に出場できなかった選手たちはどうなるのか。高校野球はプロ野球とは違う。高校野球は、世の中に出て社会貢献できる立派な大人になるための訓練の場であると考える。他のスポーツやサークルも同様だ。高校での2年数ヶ月を必死になって練習した過程と経験こそが、世の中に出て必ず役に立つはずだ。目的を間違えてはいけない。

 久商野球部が今回の敗戦を糧にするか否かはこれからの訓練の内容次第である。
また、「絶対に夏の甲子園に行く」という強い「思い」がないと行動には表れないだろう。すべての場所において同じ態度で生活し、「人間力」も高めてほしい。まずは目的・目標を今一度明確にしておく必要がある。そして、それを達成するための小さい目標を立て、対策と手段を立案し確実に実行することだ。いくつかの甲子園の常連校は、「自分達こそが日本一の厳しい練習をやってきた。だから絶対に負けるはずがない」と自負するところをよく聞く。久商野球部の冬練も本当に厳しいことは分かっている。それをチーム全員で乗り越えてほしい。そうすれば来夏こそは、きっと神様が微笑んでくれる。

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1 コメント

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- (野球小僧)
2012-11-02 18:21:32
久留米商業惜しかったですね。このブログ書いてる方の言葉に感動しました。僕も来年久留米商業に入学して、野球部に入ります!
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