興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

マニフェスト選挙ではない

2009-07-31 | チラッと世相観察

各党のマニフェスト(政権公約)がほぼ出揃いました。
「総選挙はマニフェストを競う選挙だ」
という声をこのところよく耳にしますが、それには少し違和感を覚えます。

これからのことより、これまでのことをまず問いたい。
「政権与党の実績を評価する選挙」
であってほしいと思います。
とくに過去数年の政治がどうだったか。 それは弱者切り捨ての政治であり、格差拡大の政治ではなかったのか。

そうではない、現政権も前政権も、その前の政権も善政を敷いてきたではないか、と考える人ももちろんいることでしょう。いろいろな考えがあってしかるべきです。
いずれにせよ、政権与党のやってきたことに対して国民が審判を下すのがこんどの選挙の第一のポイントなのだと思います。

同じ理由から、「総理を選ぶ選挙」でも「政界再編の枠組みを問う選挙」でもないと考えます。


ここで、今の政治状況、経済状況に関し、苦難のなか勇気を持って発言し続けている植草一秀氏のブログを、再度紹介いたしておきます。テレビ、新聞だけではなかなか得られない新鮮な情報に満ちています。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/



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2 コメント

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同感です。 (からす)
2009-08-02 08:24:49
マニフェストとは、政権公約なので、これからの内容を評価するよりも、これまでの4年間を評価するのが先だと思います。
その上で、これからの公約をみて、考えれば。
できるかできないか、それをやる前に評価してどうするの?
やれなかったら、4年後に大幅に議席を減らすわけですから。

マスコミの報道にも大いに疑問ですね。
確かに日テレ系は自民寄りなのは以前からわかっていましたが、TBSもそうなんですね。
基本的に、マスコミはあてにならないなぁと言うのは、先日の「北野誠」事件でも思いました。
すごいから口のコメンテーターも何も触れませんでしたからね。
結局は大きな力には全く逆らえないんですね。
日本に言論の自由はないんでしょうか。
政治を変える国民の権利 (余白)
2009-08-02 11:44:45
からすさん、ありがとうございます。

企業の国際競争力をつけることが経済全体の底上げになるとこの7~8年いわれてきたのに、現実は非正規雇用や失業者が増え、「底抜け」になりました。

強者に制限を加え弱者を救うのが政治の大きな役割と考えます。

国民が政治を変える術(すべ)は「選挙」しかありません。
自分の目先の ‘利権’ にとらわれず、自分さえ良ければそれでいいと考えず、マスコミの報道に惑わされず、その権利を行使したいものですね。

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