興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

白バラの垣根

2010-05-08 | チラッと世相観察

       わが家の垣根です。 今、ナニワイバラが真っ盛り。





ナニワイバラの花びらは、真っ白です。 何の汚れも、やましさもない白です。

 

話題はガラリと変わりますが、官房機密費が複数の評論家に渡り、言論操作、世論誘導に使われていたとのことです。

野中広務元官房長官が先月、那覇市内で行なった講演でそれを明らかにしました。

自身が長官在任中(1998年7月~99年10月)、先例に従い、言論活動をしている著名な評論家複数に、内閣官房報償費(機密費)から数百万円ずつを盆暮れに届けていたとのことです。

「先例に従い」ということですから、野中氏の官房長官在任期間以前から行なわれていたのでしょう。
また在任期間以降も、この官房機密費による言論操作が継続していたことは十分考えられます。


本来権力者の恣意をチェックすべき言論人が、政府から高額なお金をもらっていて一体どんな評論活動ができたというのでしょう。

その 「複数の評論家」 とは一体誰なのでしょう。 彼らは何を書き、何をしゃべってきたのでしょう。
「機密」のベールを取り去っても、良心に恥じないと言い切れるのでしょうか。
言い切れるとすれば、名乗り出て堂々と弁明してほしい。


この官房機密費が複数の評論家に渡っていたという問題は、ネットでは盛んに取り上げられているのに、大手マスコミのほとんどは黙して語りません。

何故でしょう。 社会の木鐸を標榜する彼らにとっては絶対に看過できない、いや許すことのできない出来事であるはずです。

マスコミがこの話題を取り上げないのは、それら評論家たちが機密費まみれであることを知って、意図して番組に登場させていたからにちがいありません。
そうでないとすれば、これも堂々と弁明してほしい。


ともあれ、為政者が、国民から強制的に徴収した税金(官房機密費)を使って、姑息にも秘密裏に世論誘導を行なう。 国民をこれ以上馬鹿にした話もないでしょう。

現政権には、官房機密費の使途の全面公開を要望します。 五年経った時点で公開、あるいは10年経った時点で公開ということでもいいと思います。

これは、政権交代した今だからこそできることなのです。 みずからに対して “縛り” のない政権が腐敗するのは、ここ近年の歴史が証明しています。

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-eb21.html



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