興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

清らかで澄みきった酒

2024-04-24 | 美酒・美味探訪

今年もT君が郷里新潟から、お土産に新潟の美酒4本(4合瓶)をかついで来てくれた。
首都圏在住の中学同級生の会である。

酒は「八海山 純米大吟醸」。首都圏ではおそらく容易に手に入らない希少酒だ。

次の日、T君に感謝しつつ、家でさっそく味わってみた。
一言で言うと、清らかで澄みきった酒であった。

飲み手に媚びるようなところは微塵もない。
それでいて、後口(あとくち)には上品な旨み・・。洗練の極みである。

わたしも馬齢を重ねるだけでなく、このような澄みきった境地に達したいものだ、と思う。

T君、ありがとう。


今を謳歌する花々

2024-04-19 | 季節の移ろい

ローズ系の花は、わが家の花壇に咲いたカスミソウ。

これだけいっせいに咲くと、なかなか見事だ。

 

 

   

小さい花を大きくアップ。

今が盛りのカモミールも、ここでは準主役である。

 

 

 

   

花壇のチューリップはそろそろ終わりか。

 

 

   


白いチューリップは、花びらがたくさんある品種だった。
いわば “八重チューリップ” 。

ちょっとめずらしい。

 

 

 

  

ナニワイバラが今年も咲いた。

花々はつぎつぎに咲き、そのときどき、「今」を謳歌する。


2024春、菜園は初夏に向かう

2024-04-14 | 季節の移ろい

4月中旬、わが家の菜園の景観。

この冬は暖冬といわれながらも、3月が思いのほか寒かったせいか、全体に生育が遅れている。

今育っている野菜は以下の通り。
タマネギ、ニンニク、キャベツ、ジャガイモ、タケノコイモ、レタス、ブロッコリー、
ニンジン、シュンギク、インゲン、グリンピース、生姜、イチゴなど。

菜園での今の作業は、これから植えるトマトやキュウリなどの苗のため、鍬やシャベルで畝を耕したり、土をほぐして肥料を混ぜこんだりの畝作り。

わたしが菜園管理者の家内に駆り出されるのは、おもにこの畝作りのためである。

 

 

 

   

これは4月末から菜園に植える苗。苗屋さんからから買ったもの。
自宅のベランダで、菜園デビューを待っている。

 

 

 

   
   

よく見ると、苗のネーミングとキャッチフレーズがおもしろい。
以下に紹介しておこう。

<トマト>
・こいあじ 甘さ、うま味、酸っぱさ、どれもが濃い!
病気に強い ぜいたくトマト 濃厚な甘さ、なめらかな食感
接ぎ木大玉 ホーム桃太郎
・麗夏 病気に強いこだわりの品種

<ミニトマト>
・純あま デザート感覚の甘さ!
・純あまオレンジ 格別な甘さのオレンジミニ!
 (ことしはトマトの種類を増やしている)

<ナス>
・築陽 (これはキャッチフレーズなし。定番の品種か)

<キュウリ>
・シャキット シャキッとした歯ごたえがうまい
・Vロード 抜群のつるもちで高秀品率・多収! (つるもち―生長段階で蔓が周囲にたくましく絡まるという意味か)

<ピーマン>
・京鈴 果形の乱れが少なく秀品率が高い


いずれも夏収穫に向けての野菜である。
名前にしても宣伝文句にしても、苗屋さんの懸命な営業努力が伝わってくるではないか。


このほかに、これからサツマイモ、落花生、小玉スイカなどを植える。

わが家の菜園は今、初夏から夏に向かっている。


花びらの多い桜

2024-04-07 | 季節の移ろい

ミョウオンザワハタザクラ(妙音沢旗桜)は、きのうの時点で満開を少し過ぎ、下部に葉が目立ってきた。

この桜は新座市の妙音沢緑地内に発見された新品種である。一つ一つの花の花弁数(花びらの数)が多いのが特徴。

したがって花にボリューム感があり、加えて色が真っ白で、木全体に花が咲きそろった姿は、なかなか見事である。

満開のピークを過ぎたとはいえ、まだまだ見ごたえがあった。

 

 

 

   

わきの解説板を読むと、普通の桜の花弁数は5枚ほどなのに対し、ミョウオンザワハタザクラは5~10枚という。

普通の桜と同じ花弁のほかに、雄しべが変化した旗のような形をした花弁ができるのだそうだ。
「旗桜」という名前はここから来ている。

上の写真は少しアップして撮ったもの。どれが旗の形かは分からなかったが、花びらの数が多いのは見てとれた。


ヒヨドリは家族

2024-03-29 | 季節の移ろい

わが家の庭の ‘野菜くず捨て場’ にやってきたヒヨドリ。
少し警戒しながら、菜園で穫れたキャベツをついばんでいた。

部屋の中からガラス戸越しにそっと、アップで撮った写真である。

 

 

 


   

このヒヨくん、時折首を上に上げる。

食べたものをのみ込んでいるのか、旨え~と感嘆の声を上げているのか。

春キャベツは柔らかいし、これは無農薬だし、美味しいと思っているにちがいない。

韓国語に、「家族」を表す식구(シク)という言葉がある。
漢字で表すと「食口」。

同じ家に住み、寝食を共にする(同じものを食べる)メンバーであれば、「食口」と言っていいようだ。

これと同じキャベツの中心部は、わが家で食べた。このヒヨドリは家族である。

ヒヨくん、“口減らし” などしないから、安心しな。


ふらり街中カジュアル散歩

2024-03-21 | 散歩、時々旅

新しいウオーキングシューズを買った。

白い帯を靴の下部にぐるりとめぐらせ、白い靴ひもを使ったシンプルなデザイン。

これは「幸せへのまわり道」というアメリカ映画のなかで、主人公を演じたトム・ハンクスがはいていた靴と同じデザインだ。

「あの靴いいなぁ」
と思い、似たものを探して、この三か月ほど、外出のついでに靴チェーン店やデパートなどをあちこち見てまわった。

しかし、思い通りのものを、なかなか見つけることができなかった。

ところが先日、期待せず入ったスーパー兼ホームセンターで、たまたま見つけたのが上の靴である。

ただトム・ハンクスの靴が、たしか濃紺だったのに対し、これはグリーンで期待通りのものではない。
でも、これはこれでいい色だし、まあいいかと思いなおした。

 

 

 

   

これは長くて細いわたしの足。(写っている範囲がせまくて、長いか細いか分からん)

 

 

 

   

着脱時、靴ひもを解いたり結んだりするのが煩わしいので、靴ひもの上部を緩めに結び、小さい靴ベラをポシェットに入れて持ち歩くことにした。

この靴は運動靴風ではなく、カジュアルでありながらすっきりとしたデザインなので、都心部でも歩けそうである。

東京下町散歩、都内路線バスの旅、博物館・美術館巡りに寺社巡り・・街中(まちなか)にはいろいろ楽しいところがありそうだ。

“酒場放浪” なんてのもいいなぁ。(カネのかからんところを頼んます)


*映画「幸せへのまわり道」
  幸せへのまわり道 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com (eiga.com)


花の季節が始まる

2024-03-17 | 季節の移ろい

わが家の花壇にラッパ水仙が咲いた。

真ん中の二つは一週間ほど前に咲いたのに、まだぜんぜんしおれていない。

スイセンは長持ちする花だったのだ。

 

 


   

花壇にはほかにもいろいろな花が、日々大きくなっている。

チューリップはまだ背が低いのに、葉の中にもう花の蕾を抱えている。

このあと一気に伸びて開花するのか、それともこういう種類なのか、楽しみに見ていこう。

きょうは彼岸の入り。本格的な花の季節が始まる。


菜園の春はもうすぐ

2024-03-11 | 季節の移ろい

今朝も、わが家の菜園を耕しに行ってきた。

上の写真は4月にタケノコイモを植える畝。ここを耕すのは今年になって3回目である。

1回目は2月中旬。石灰を入れて耕した。2回目は今月初め、有機肥料を入れて耕した。
3回目のきょうは、シャベルを深く差し込み、土をより深く掘り起こす作業。

 

 

 

   

まずシャベルの肩に長靴を履いた足をかけ、グイッと足に力を込め、シャベルを地中に深く押し込む。

そのあと柄を手前に引きつつ土を掘り起こし、シャベルに付いた土を振り落としながら引き抜く。
これをくり返す。

シャベルを1回差し込み、引き抜く分の土が、どうしても少ないので、なかなかはかどらない。

しかし、しょせん家庭菜園。耕運機などの機械作業はできない。手作業(足作業)でひと堀ひと堀やっていくしかない。
歩みはのろくても、より深く耕すにはこれがいちばん確実。

きょうは落花生を植えるもう一畝も、同じように耕し、一時間半ほどの作業であった。
ああ、疲れた。

秋には美味しいタケノコイモと落花生にありつける。

 

 

 

   

わたしが耕しているときに、別の畝に家内が植えたブロッコリーと夏用のキャベツとレタスの苗。

苗は家で種から育てた。

 

 

 

   

これはレタスの苗。今朝の寒さの中、幼い苗を見ると、まだ心もとない気もする。

このあとこの上に、寒さよけの不織布のトンネル(おおい)をかけた。

元気に育ってよ。夏にはシーザーサラダドレッシングを買って、待ってるからね~。

 

 

 

   

それにしても、きょうは冷たい朝であった。霜が降りて、畝の日陰部分には氷が残っていた。

今年は暖冬と言われながら、3月中旬に入っても朝方はまだ寒い。‘寒春’ である。

でも、予報では、週明けには春らしい春がやってきそうだ。


ちらし寿司祭り

2024-03-04 | 美酒・美味探訪

きのうは雛祭りで、ちらし寿司。

もう娘も巣立って雛人形も花も、何も飾らないが、ちらし寿司は健在。

3月3日はわが家では ‘ちらし寿司祭り’。

わたしはちらし寿司だけでなく、握りも巻き寿司も、いなりも、寿司が大好きである。

 

 

 

    

きのうは中トロを奮発。白酒のかわりにビールと日本酒。

美味しいものがあれば、いつでも祭りである。

わたしの太腹にとっては、悔やんでも、あとの祭り。


春の植付けが始まった

2024-02-29 | 季節の移ろい

きのう、わが家の菜園を耕しに行ってきた。

菜園は今、春の植付けが始まった。

上の写真はわたしが耕したところ。
一度耕し、石灰をまき、それを混ぜこみながらもう一度耕した。

二週間ほど後には有機肥料も入れて、4月にタケノコイモ(サトイモの一種)を植える。
タケノコイモは去年作って、たいへん美味しかったからだ。

タケノコイモは、ふつうのサトイモほどの粘り気はないものの、やわらかくて甘みがあり、クセがない。
煮物にはこのほうが向いているかもしれない。

 

 

 

   

これは家内が種イモを植付けたジャガイモの畝。

ここにも去年植えて美味しかった「北あかり」と「アンデス赤」を植えた。

ジャガイモはタマネギとともに、料理への応用範囲がきわめて広い。
わたしはポテトサラダが大好きである。

このほか、近々植付けるのがゴボウとニンジン。

今年もわが家の食卓には、たっぷりの野菜が登場する。

 

 

 

   

これはいま生育中の野菜の一つ、ニンニク。

寒い冬を越えて、たいへん元気がいい。

その右の畝にはタマネギ。まだ小さいが、これも元気だ。

 

 

 

   

春キャベツのトンネル(おおい)を開けてみた。

順調に育っていた。

わが家では、キャベツは毎朝サラダにして食べている。

 

 

 

   

これはわたしの散歩道対岸の河津桜。今年も咲いた。

もう満開だろうか。

河津桜はソメイヨシノより赤みが濃い。桜はやっぱりこれぐらいの濃いピンクがほしいな。