昨日、娘と書店へ行った。
二人だけで出掛けるのは久し振りだ。
僕は山頭火の本を買った。
娘は何の本か知らないけど、いつも結構分厚い本を読んでいる。
今度はいつ一緒に出掛けられるかなあ・・・
こんな詩がある。
「風船」
デパートの催し物会場でもらった風船は
青くて大きな風船だったね
おまえは風船の紐をしっかり握っていた
手から離れないようにと
おまえの腕に紐をくくろうとしたら
嫌がったね
デパートにいる間ずっと
お父さんの目の前や肩の辺りに風船がゆれていた
CDを選んでいるときや、本を立ち読みしているとき
風船がお父さんの顔に何度も当たったけど
ちっとも邪魔じゃなかったよ
デパートを出たとき
突風が吹いて風船が飛ばされた
追いかけたけど駄目だった
だから、くくっておけばよかったんだ
って言ったら、おまえは泣いたね
風船は曇り空に高く高く昇っていった
おまえは風船を持っていた手で
お父さんの手をぐっと握って
風船が小さくなるまで見ていたね
そんなおまえもいつの日か
お父さんの手から離れる日がくるんだね
いくら追いかけても手の届かない
あの風船のように
二人だけで出掛けるのは久し振りだ。
僕は山頭火の本を買った。
娘は何の本か知らないけど、いつも結構分厚い本を読んでいる。
今度はいつ一緒に出掛けられるかなあ・・・
こんな詩がある。
「風船」
デパートの催し物会場でもらった風船は
青くて大きな風船だったね
おまえは風船の紐をしっかり握っていた
手から離れないようにと
おまえの腕に紐をくくろうとしたら
嫌がったね
デパートにいる間ずっと
お父さんの目の前や肩の辺りに風船がゆれていた
CDを選んでいるときや、本を立ち読みしているとき
風船がお父さんの顔に何度も当たったけど
ちっとも邪魔じゃなかったよ
デパートを出たとき
突風が吹いて風船が飛ばされた
追いかけたけど駄目だった
だから、くくっておけばよかったんだ
って言ったら、おまえは泣いたね
風船は曇り空に高く高く昇っていった
おまえは風船を持っていた手で
お父さんの手をぐっと握って
風船が小さくなるまで見ていたね
そんなおまえもいつの日か
お父さんの手から離れる日がくるんだね
いくら追いかけても手の届かない
あの風船のように