天気予報では京都は最低気温19℃、最高気温は31℃と寒暖の差が10℃以上!水分補給や着るものの調節など、体調管理に気を付けないといけませんね。
秋晴れの今日、北山杉の里総合センターは2組のお客さまをお迎えしました。
先ず一組めのお客さまは「北区 住みよい京都をつくる婦人の会」の16名です。
「住みよい京都をつくる婦人の会」は人づくり21世紀委員会、幹事団体の一つで、1969年(昭和44年)11月13日に創立された女性の会。
京都市政推進のための活動を行うと共に、会員相互の親睦を図ることを目的に京都市内の各行政区ごとに自主的に組織された支部会員によって構成されています。
今日お越しになったのは北区支部の皆さま。日頃は消費者団体として活動する一方、住みよい京都のまちづくりのために教義講座を開催したり、一年に一度は京都や滋賀で研修をされるなど、様々な分野での地域活動に取り組んでおられます。
今回は北山杉・北山丸太についてよく知ろうと、北山杉の里総合センターを選んで下さいました。
DVDを見た後、丸太の種類や背割りの意味などをサンプルをお見せしながら説明します。一つひとつに大きく頷かれていました。
研修の後は総合センター内を見学して頂きます。さすがに女性、クラフトや家庭用品に興味を持たれ、記念にとお求め下さいました。
会長の柏井 郁子さん。鮮やかなオレンジ色がとってもお似合いの優雅なご婦人です。
実は、柏井さんは中川にとてもご縁のある方。6年前に他界された御夫君様は歯医者さんで長年、中川小学校の歯科の校医だったのだそうです。
何十年もされていたのですから、中川に暮らしている、もう子どもさんのおられる方も小さい頃柏井先生の前であ~んと口を開けていたかも知れませんね。
春と秋の年2回、一緒に来られて、先生が中川小学校で検診をしている間、柏井さんはお宮さんや川のほとりなど、近辺を散策されていたそうです。
「とても思い出深い場所で、ご縁を感じます。」とおっしゃっていました。
センターの前で記念撮影。
北区に住んでいながら、北山杉の事を今まで知らなかった、とても勉強になったと言って下さいました。
北山杉の歴史や京都の木の事が、住みよい京都をつくる婦人の会の皆さまの今後の活動の中で生かされればいいなぁと思います。
研修の後は楽しいランチ。そして常照皇寺まで足を伸ばされるそうです。
その前に・・・草もち屋さんへも寄られることになりました。気をつけて行ってらっしゃいませ!
天日干しの丸太たちも気持ちイイ~と言ってる声が聞こえてきそうな秋の午後。
二組目のお客さまは敦賀からお越しの「里山の会」12名。
自然を楽しむ方たちが集まって、日帰りできる範囲で勉強したりお食事の席を囲んだり。
同じくDVDを見られた後は倉庫を見学されました。
野坂山というところにたくさんの紫陽花を植えて「あじさいロード」を計画されているとか。
ところが、鹿が食べてしまってなかなかうまく行かないとのこと。杉の苗などもそうですが、近頃の鹿は何でも食べるので同じような被害に頭を悩ませている方が多いようです。でも、あじさいロード。完成したら是非行ってみたいですね。
皆さんはタルキの端材に夢中です。「きゃ~♪貰ってもいいの?」ワイワイガヤガヤ。
ご自宅のガーデニングに使いたい、とかあじさいロードに立ててみては?とか色んな計画が浮かびます。中には杖にすると言って長めのタルキもお持ち帰りになりました。
台杉畑で記念撮影。こんなの見たことない、と終始驚きと感動、おしゃべりが弾みます。
現在「古都」を読んでいるというおじさま。「読んでから来たかったけど間に合わんかった。」とおっしゃいましたが、この風景をご覧になった後で続きを読まれたら、きっと手に取るように浮かんできて小説が倍、素敵に感じられるのではないでしょうか?
そして、少し時間があったので、築80年の倉庫群へ行ってみました。皆さん並んでパチリ。
何とかこの歴史ある建造物に手を入れて、見学に来られる方がもっとその重みを感じられるようにしたいものです。
今の状態は…大分…ボロッf(^^);
最後は機械による皮むきを見学しました。何度も行ったり来たりする間に綺麗に皮が剥けて、白い木肌があらわれる様子を飛び散るミストも気にせず、くいいるように見つめる皆さん。
お名残惜しいですけれど、お別れの時間です。
今回はインターネットでこちらを見つけて下さったとのこと。この出逢いに感謝。
たくさんお話しました。「木彫りのネックレスとか作ってみたら?」「台杉の苗を販売してみては?」
などなど、提案も頂戴しながら楽しい時間はあっという間でした。
爽やかな秋の日は、爽やかで明るく、そして温かい二組のお客さまとご一緒してもっと素敵な秋の日になりました。
ご来場、有難うございました。また別の季節にもぜひ、お会いしましょう!