クレジット会社の出来事

希望を胸に大学卒業と同時に勤めたクレジット会社、でもそこで見た物は・・・・・・

教材・・・・・・・・・

2007-06-13 10:55:36 | Weblog
 今日は「教材」のクレジット販売について語ります。

 「教材」と言っても、何か資格試験の為の教材ではなく、高校入試、大学入試に備える為の「参考書」「問題集」なんかなんですよ。しかも1年分とか2年分ではなく、3年分をまとめて販売するんだよ。

 そんなの、3年先の入試なんて、出題傾向や学校での指導内容が変わる可能性だって無いとは言い切れないし、まして相当な金額になるんだ。当時は20万円~30万円程度の販売金額が中心だったように覚えています。

 だからクレジット、信販会社の分割払いの出番なんだよね。

 で・・・・、昔のことですが、教材を販売するのに、呉服の訪問販売と同じく「電話勧誘」が多かったです。

 むやみやたらに訪問するより、電話で相手の感触を確かめ「脈あり・・・・・」なんて感じの家庭を訪問する方が効率がいいからね。

 電話室の「おばさん」たちは、与えられた名簿を基に「こちらは学校の実力テストでお世話になっている○×出版です。お子様のお勉強方法などについてのアンケートを・・・・・」なんて文言で電話をし、自社の「教材」を勧めるんだよね。

 もちろん「電話」で売るのではなく、「脈あり」となった家庭に訪問販売員が訪れて「販売」となるんだ。

 でもね・・・・・、「学校の実力テスト・・・・」って、その販売会社のテストではないし、公立、私学を問わず、学校にその販売会社の教材が使用されているなんて、僕は聞いたことがありませんでした。

 まして、突然電話を貰ったお母さんたちは「学校で・・・・・」なんて言われたら、人のいい人なら「そうかぁ・・・」なんて思ってしまうかも????だよね。

 まったく今も昔も信じられない世の中だよ。

 で・・・・、訪問販売で「3年分の教材」をローンで「月々僅か。。。塾や家庭教師よりも安くすむ・・・・」とか言われて購入してしまうんだよね。

 でもね、僕は思うんだけど、本屋さんに沢山並んでいる「参考書」を、自分に合うと思ったものを、年度ごとに購入して勉強するのとどこが違うんだろうか。

 本屋さんでいくら買っても、訪問販売で購入するより安いような気がします。

 当時はそんなことを思っていました。

 それに教材の訪問販売員さん、これも以前から書いていますが、販売出来れば「高額な歩合」が貰えます。嘘か真実かは知りませんが、僕が歩合っていくらですか?と聞きましたら「一本(ひとつ売って)8万円」と言ってました。

 20万円の商品で8万円の歩合、それに「電話勧誘のおばさん」にも歩合、それと会社の経費、儲けを考えると、原価っていくら?なんて思ってしまったよ。

 ただね、教材の内容は別に本屋さんで売っている「参考書」と同じく「ちゃんと」としたものだったと思いますので、買った家庭のお子さんが「それで3年間、一生懸命勉強したら、いくら高い買い物と言っても無駄ではないかもね?」

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