楢篠賢司の『人間とは』

人間とは何かを研究しています。現在は経済学を自分のものにしたいと目下勉強中です。

ギリシャに残された4つの選択肢 を読んで

2012-05-15 19:17:44 | Weblog
JPpress
今デフォルトするか後でするか、それが問題だ
ギリシャに残された4つの選択肢 を読んで

〉筆者自身は、ギリシャが離脱を強いられたら、投資家はユーロ解体に賭けて激しい攻撃に出ると思っている。記事より引用 
 
 以下は私のコメントとして投稿 
 現在のギリシャに関するユーロ諸国の考え方を見ていると投資家が損害を受けない方向性だけを打ち出しているとしか思えない。ギリシャ国民を脇に置いて投資家だけの利害で動いている。ユーロ圏から離脱を強いられたらと筆者は書いているが、ギリシャ国民自身が離脱を選んだとしても同じように投資家はユーロという通貨を投げ売りすると考えられる、なぜなら次にはスペインがありイタリア等の国が財政危機に直面しているからに過ぎない。
 ギリシャが独自のドラクマという通貨に戻れば変動性の中で最低の状態にまで切り下げられる。結果として輸入価格の上昇からインフレにはなるが、やがてはそれを乗り越えれば国内生産が通貨の切り下げにより輸出が伸びて行くはずである。この問題はユーロ圏という単一通貨に問題があったために起きたことであり、一国一通貨という経済と政治が繋がった通貨をみのがしてしまったことから起きたと言える。つまり経済だけでは貨幣の役割はありえなく、政治が一体となった時、通貨の役割がはたせる。たとえどのような手段を講じたとしてもやがてはユーロは解体するはずだと私は考える。