極東不動産の日記

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震災と2台のピアノ

2013-10-22 11:21:13 | 日記・エッセイ・コラム

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今月20日の産経新聞と、21日の同新聞「産経抄」に心温まる記事が載っていた。1つは東北大震災による大津波から甦えった「奇跡のピアノ」である。いわき市豊間中学校の体育館に置かれていたグランドピアノで、3.11の数時間前に47人の卒業生(全員無事)を送り出した直後に津波に襲われた。

 このピアノは、同年の5月初旬に、自衛隊の捜索活動により見つけ出された。当時、かすかに音の出るピアノで、卒業生や教職員が、涙を流しながら校歌を歌ったという。その話を聞きつけた地元の調律師さんが、半年をかけて無償で修復を果たした。今や海外公演を果たしたり、今や引っ張りだこの活躍という~。

 もう一つは、伊豆大島で起きた台風26号による土砂災害で、亡くなった78歳の女性の家の瓦礫の中から、見つかったピアノである。その「奇跡のピアノ」を女性の姉さんが奏で、親族らが島の小学校の校歌や讃美歌を歌ったという。まさに鎮魂の姿を活写していた。

 以上の2話は、産経新聞の記事をそのまま、ここに転載させていただいた。亡くなられた方の冥福を心から祈るとともに、被災された方の、一日も早い復興を願うものである。


携帯と健康について

2013-10-21 16:44:54 | 健康・病気

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10・25日付の週刊朝日に、とても有意義な情報が出ていた。参考になるので紹介したい。内容は脳研究者・池谷裕二先生のコラム記事である。パテカルトも万脳薬という題で「実は携帯は細菌の温床だった」という内容にビックリ?

要旨は、携帯(スマホも)はすごく便利だが、衛生上の問題がある事を知っておく必要がある。携帯電話は、手で持つものなので、病原菌が付着しやすい。また携帯の表面には、豊かな栄養源である皮脂がたっぷり付着している。その結果細菌は、猛烈な勢いで増殖するなどなど。われわれの少しも知らない情報が、たくさん書かれていた。

 文が長くなるので詳しいことは省くが、是非、週刊朝日の10・25号を読まれるとよい。要は手洗いの励行だろう! 便利の裏は不便利なことを知らされた。我々も全く知らない事も多く、参考になる記事ではあった。外にも週刊朝日には、経済面の為になる記事もあった。


スカイライン観光

2013-10-15 10:42:00 | 旅行記

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昨日は連休最後の日である。車で吾妻スカイラインを目指した。土湯温泉入口から長蛇の列にビックリ。天気も快晴、最後の日曜を楽しみたいという思いは皆同じなのだろう。やっとの思いで吾妻小富士到着。ワタスゲなどが咲く湿地原を散策する。大自然の雄大な眺めは日頃の苦労も癒される。混雑を避けるため、早めに高湯方面へ下る。反対側の景観は一変して荒々しい岩山が続く。混雑しているのは、東北大震災応援のためか料金所も無料開放中とか。なにはともあれ大自然に触れることは、健康にもよいのではと思う。お金と時間をかけて遠くまで行かずとも、身近に家族全員で楽しめる場所があるではないか? 自然を満喫した一日ではあった。


ハ-メルン

2013-10-14 09:21:57 | アート・文化

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日曜日の昨日、家内と福島フォーラムで標記映画を鑑賞した。「忘れかけていた、忘れてはいけないこと」を、観終わって実感した。チラシには「時の流れの中で静かに息ずく小さな村と、そこに凛と生きる人々の姿を優しく描き出す」とあった。真っ赤なもみじ、純白の雪景色、移りゆく詩情と豊かな風景の中で、西島英俊・倍賞千恵子・坂本長利が名演技を見せてくれた。

日本の原風景ともいわれる美しい山村、福島県の奥会津の昭和村で、構想7年、撮影期間3年半をかけて、坪川拓史監督により完成された。まさに見ごたえのある作品に仕上がっている。

静かなる感動を覚えた映画でもあった。ロードショウーが始まったばかりである。是非ご一覧をお勧めしたい。


陸上自衛隊福島駐屯地・創立60周年記念行事

2013-10-06 18:23:20 | 日記・エッセイ・コラム

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標記の行事に招かれ本日、家内と参加した。秋晴れの日と言いたいが、生憎今にも雨が降り出しそうな天候である。昨日の(43年ぶりとか)市中パレード、そして本日の駐屯地一般開放と記念行事と続く。参加した約3000人近い観衆の熱気で、雨を天に押し戻した感がある。観閲部隊指揮官入場から始まり、粛々と多彩な行事が最後まで行われた。

何といっても圧巻は、戦闘シーンである。有事に備えて日頃の猛訓練の精華を、ここぞとばかり発揮された真摯な自衛官の姿に、深い感動を覚えた。一糸乱れぬファンシードリルや、音楽隊によるあまちゃんの演奏、そして私たち年配者にとって懐かしい「歩兵の本領」など楽しませてもらった事である。何はともあれ至福の一日であった。福島駐屯地自衛隊の皆様、60周年記念おめでとうございますと同時に、ご苦労様でした。

最近、日本を巡って、とみに険しくなった安全保障問題や、自国領土周辺への他国の干渉を見るにつけても、今を去る128年前に、福沢諭吉が唱えた「脱亜論」を思い出させられた事である。

「脱亜論」とは、1885年3月16日、福沢諭吉が「時事新報」に掲載した社説である。福沢諭吉は、先見性といい何と慧眼であることか~。 現在起きている世相に、そっくりではないか? 最近の新聞に、骨のある腹の据った記事が、あまり見られなくなったのも寂しい。