橋本日記

極真カラテ三重橋本道場 橋本浩嗣のブログです。 

アナログジジイ

2015年05月31日 | Weblog

ある日の稽古前

事務局お立ち寄り常連さん"なまはげ大好き"小1男子が

いつものように「オ~ス お願いしま~す」

とニコニコ笑顔で入ってきました。


「ここに座ってもいい?」(なまはげ)

「いいよ」(ジジイ)


私の椅子に座り机の上の携帯を見つけ画面を指でなぞり始めます。

何度も何度もシュッシュシュッシュとしています。


その姿に私は何か申し訳ない気持ちになってきました。


「あれ~ 動かへん~」(なまはげ)

不思議そうに私を見つめます。


「ごめんな~ そのケータイは古いから動かんのやわ~」(ジジイ)

「ふ~ん」(なまはげ)


"なまはげ大好き"は私といることに飽きたのでしょう。

風のように去って行きました。


"本当はジジイだってスマホを使いたいんだよ~"

その小さな後姿に心の中で叫びました。

取材

2015年05月30日 | Weblog

29日(金)本部道場に中日新聞四日市ホームニュースさんが

全日本少年少女(グラチャン)、全日本ウェイト制大会出場者の取材にお越しくださいました。


本年度各地の大会を勝ち抜き出場権を獲得したのは15名

ウチのような小さな道場からすると驚くべき人数と言えます。


またそのほとんどが強化クラス卒業門下生と在籍門下生で

あきらめずに継続を実現してきた者が手にした1つの勲章です。


この日も取材後の一般部稽古で全日本大会出場者は

お父さん門下生たちと共に厳しい稽古に汗を流しました。


私は皆さんのことを誇りに思います。

そして大舞台で力の限り光り輝くことを祈っています。


押忍。

太陽(おみやげ)がいっぱい

2015年05月23日 | Weblog

ウチの中学3年生4人

各々が先週今週と修学旅行でした。


たくさんの素敵な思い出ができたことでしょう。

私も40年近く前の中学校の修学旅行のことをよく覚えています。


4人ともお土産をありがとう。

私が前もって厳しく催促をしなくても

自ら買ってきてくれたと信じています。


さてこの4人は皆がグラチャン出場選手

あと1ヵ月

稽古ではぎゅうっとしぼりますよ。

型稽古&試し割り会

2015年05月19日 | Weblog

毎年5月にあさけプラザで行う

"型稽古&試し割り会"

今年は17日に行いました。


午前中は体育館で型稽古

天気にも恵まれたこの日

午後は屋外ステージで楽しく試し割りです。


毎年製材会社で作ってもらう相当数の板を

子供たちは1人何回か思う存分割ってくれます。


また幼年の頃から稽古を継続している中学.高校生が

バット折りやブロック割りに挑戦し見事達成しました。


この日も私に無邪気にまとわり付き

金○やお尻にパンチやキックを入れてくるかわいい子たちと

ついこの間まで同じように小っちゃかったのに。


その成長ぶりに一際感慨深いものがありました。


もっとも彼らが小っちゃかった頃の私は

そのようなことを許すはずもありませんでしたが。


さて製材会社に板の代金を支払う時は

"来年はこんなに必要ないかな"

と思ってしまう○○の穴の小さなジジイです。


でもこの日も楽しそうに

試し割りに興じる子供たちの姿に接すると

来年もきっと賢くない程の枚数を注文するでしょう。

母の日(自分勝手ブログ)

2015年05月11日 | Weblog

昨日母の日

実家の近くにおふくろと食事に出かけました。


2人で食事をしながらその後はお茶をしながら楽しく会話が続きます。

この日アルコールを注入していない私はもっぱら聞き役


その私はいつまで経っても何の親孝行もできず

孫の顔を見てもらうことも叶いませんでした。


「時々顔を見せるだけでお母さんはすごく嬉しいはずですよ」

と言ってくれる人もいます。


でも笑顔で一緒の時間を過ごしながらも

自分の不甲斐なさが身に染みます。


もしおふくろに万一のことがあったら

情けないながらしばらくは立ち直る自信がありません。


その時は

「浩君、男がそんなんではあかんよ」

と心の声で叱られるでしょうが。


何もできない母の日に

ただ長生きを願うばかりです。

古い奴だとお思いでしょうが ("傷だらけの人生"より)

2015年05月10日 | Weblog

一昨日金曜日の一般部の稽古後

主に中学生のグラチャン出場者7人に向け次のように伝えました。


「日々の稽古お疲れさんです

いつも言いますが私が皆さんの年代の頃

一つのことをそれだけ一生懸命にやったことはありません

皆さんはたいへん立派だと思います

グラチャンの大舞台では力の限り闘ってください


その翌日は高校生のグラチャンと全日本ウェイト制大会です

知っているとおり2人の先輩が出場します

いつも的確な指導や貴重なアドバイスをもらうたいへん有難い先輩です


本来なら積極的に応援に参加するべきですが

皆さん全員が一泊したり一度帰って翌日駆けつけることは少々難しいでしょう


でもそれを当然とは考えないでください


『いつもご指導をいただきながら

応援に参加できず申し訳ありません

健闘をお祈りします』

のような一言が自分なりの言葉で必要です


社会の常識や法律を守って生活することは大切でしょう

その点ろくでもない私は皆さんに何ら偉そうなことは言えません


しかし共に拳や蹴りを交じえ汗を流している者同士なら

お世話になっている先輩や年長の方のご恩と

同輩や後輩を思いやる気持ちを忘れないこともより大切です


競技的な技量の向上だけでなく

この道場でこういうことも学んでもらえればと思います」



押忍。

本場鶴橋

2015年05月09日 | Weblog

7日(木)社団極真理事会のため大阪京橋へ


失礼ながら私は毎回必ず出席とはなりませんが

比較的近距離のため出席の際はほとんど日帰りです。


また電車の時刻の関係で会議後の

顧問弁護士の先生と師範方との

食事会もあまり参加できません。


もっとも食事会と言っても

会議の延長戦のような感じですが。


そのような理事会の復路

鶴橋から近鉄特急に乗る前に

一人でちょくちょく立ち寄るお店があります。

一人はいつものことです。


そこは大阪名物の串カツならぬ串焼きホルモン屋さん


ホルモンにはちょっとばかりうるさい私ですが

納得の味と品揃えにお値打ちな金額です。


この日もふらっとそのお店に


カウンターに座って間もなく

隣のお客さんが"ベイマックス"のような私の体に興味を示し


「何かやってはるんですか」(お隣さん)

「モダンバレエを少々」(ベイマックス)

「……」(お隣さん)


当然それ以上会話は続きません。

そっとしておいて欲しい私は助かりました。


その後黙々と短時間で数十本の串を平らげ

十分満足して大阪を後にしました。

海よりも深く(2)

2015年05月08日 | Weblog

連休明けに保護者の方から

ご丁寧なメールをいただきました。


何かの参考になればと思い

固有名詞等以外原文のまま紹介します。



こんにちは、○○○○の母です。

○○が空手を始めて○年が経ちました。

いつも丁寧なご指導をありがとうございます。


始めてすぐの頃は、空手に行くのを嫌がったり、

なぜ空手を続けなければならないのか?

と泣いたりもしました。


私と○○がケンカのような状態にもなり、

お互いが本当の気持ちをぶつけ合って色々な事を話しました。


今日は昨日より良くなろう。

と二人で決めて空手に向き合うようになり、

今では空手に自分から行きたいと言ってくれています。


あすなろ杯の前に、少しくじけそうになった時がありましたが、

師範がかけてくださったお言葉がとても嬉しかったそうで、

やる気を出す事ができました。

ありがとうございます。


痛かったり怖かったりすると逃げていた○○ですが、

一度道場で大泣きして以来、道場では泣きたくない、

泣きたい時は気合いの声だして追い払うんだ。と言って、

その時からは帰りの車まで我慢して

車中でこっそり隠れて泣いているようです。


「やりたくないなって思う時もあるけど、

強くて優しい大人になりたいから

頑張って稽古をするね。ずっと続けるよ。」

と話してくれて、嬉しい気持ちになりました。

これも師範のご指導のおかげです。心から感謝です。


未熟な親子でご迷惑をおかけしますが、

これからも、どうぞ私たち親子を導いて下さい。

よろしくお願いします。


お忙しいのに長文のメールで失礼しました、

返信は不要ですので…

明日の稽古もどうぞよろしくお願いいたします。