KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

生ちらし論。

2014年10月11日 | 和食
実家で寛いでいると
母が生ちらし
出前でとってくれた。

なんかウレシイ。
ネタがいろいろで心が躍る。
WooNeeも乗ってるし。

いただきまぁす。
うん。美味しい!

さて。

生ちらし
どうやって食べるのか。

いつも悩む。

しょう油をかけて食べるのか。
しょう油につけて食べるのか。

生ちらしは寿司だから
ネタと寿司めしを
一緒に食べるのが
本来だと思う。・・・仮定1。

だから私は、
小皿のおしょう油に
わさびを溶いて
上から万遍なくかけて

ネタと寿司めしを
一緒に食べるのだが

他人が食べてるのを見ると
小皿のおしょう油に
ワサビを溶いて

ネタだけ先に食べて、
寿司めしを別に食べている。

そうしてる人もいる。
なんとなくお上品な感じだ。

どっちが正しいのだろう。
どっちでもいいのかな。

私の場合、朝飯などでは
イカサシでもWooNeeでも

ご飯に乗せて
わさびとおしょう油で
混ぜ混ぜして掻き込む。

これは地球上で
もっとも美味しい食べもの。

本当に海鮮とご飯と
しょう油の相性は抜群だ。

でも、これは、
お上品な食べ方とは程遠い。

それはさて置き
生ちらしの正式な名称は
生ちらし寿司だろう。

生ちらしちらし
対しての言葉だと思われる。

ちらしとは
ひな祭りの時などに
お母さんが作ってくれる
あのお寿司のこと。

桜でんぶや切り海苔や
椎茸の煮たのとかが
散りばめられた、あのお寿司。

ご飯が炊けたら桶に広げて
酢を振りかけてウチワで煽ぐ。

ウチワがなければ
新聞紙などで代用したりする。
そのあと具をのせる。

まあ、そんなことは
どうでも良いのだが。

ちらしの場合は、
ご飯と具をへらで一気にすくう。

まさか上の具だけつまんで
寿司めしと分けて食べる人は
まずいないだろう。

それから行くと
生ちらしの場合も
寿司めしと一緒に
すくって食べるのが自然だ。・・・仮定2。

また、生ちらし
いわゆる生寿司=握りに
対しての言葉でもある。

そちらから考えても
生ちらしの自然な食べ方は
ネタと寿司めしを一緒に
食べるべきと考える。・・・仮定3。

北海道帯広のご当地グルメに
中華ちらしというのがある。

以前にTVのインタビューで
帯広でちらしといえば
中華ちらしのことだ。
と言っていた。

帯広市民の人かな。
ケンミンショーだったか。

ふつう、ちらしといえば
あのひな祭りの時にたべる
ちらしのことだと、上に書いた。

中華ちらしは元々
十勝の中華店の賄いめしを
お客さんに出したら好評で
メニューとして
定着したという話が有名だ。

あのひな祭りの時などにたべる
ちらしとは見た目も素材も
味もぜんぜん違うんだけどね。

これだとて、炒り卵や豚肉や
キクラゲやタケノコなどの
具だけを最初に選って
食べる人などいないと思う。・・・仮定4。

そもそも
中華ちらしは寿司ではないか。

ちらしといったら
新聞のチラシを連想する人も
いるのだろう。

あれは何でチラシなのか。
ビラを広く市民に散らすから?

んー。ちらしは散らし。

それでは行儀よく
ネタの並んだ生ちらし
生ちらしとは言えない。
なぜなら散らしてない。

だから生ちらし
名前は生ちらしだが
本当は生ちらしではない。

言うなれば海鮮丼だ。

丼ならばやっぱり

わさびしょう油を上からかけて
ネタと寿司めしを、一緒に
掻き込むようなイメージだ。・・・仮定5。

ゆえに。(仮定1~5を以って)

生ちらし

ネタと寿司めしを
一緒に食べるものなり。kyokukenzo
コメント (2)
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