*Bistro de Mariage* 

*欧州で開眼した、マイペースな生活。いつもどこでも和のエッセンスを忘れずに*

小春日和*

2009-11-16 23:11:13 | Japanese Life








10代~20代にかけて、約3年通っていた茶道教室。

お抹茶を丁寧に心をこめて点てる、静かで穏やかな空間が
ふと恋しくなり、今年からまた茶道(裏千家)を始める事にしました。

「総合芸術」と呼ぶ人もいるほど、茶道は奥が深い日本の伝統文化です。

美しいお茶碗や完璧なカーブを描くお茶杓、季節ごとに変わる床の間に活けられた
草花、やはり季節に沿ってていねいに形どられた可愛らしい和菓子たち。

バタバタしている時ほど、日常からかけ離れ無心になれる貴重な時間です。






さて、11月から12月にかけて、気温がだんだんと下がり雨や風が冷たく
身に染み入るようになってきます。

でも、そんな秋も深まったころにポカポカと春のように暖かくなる日があります。

大陸からやってくる移動性高気圧の影響で、一時的にあたたかく穏やかな
晴天に恵まれる日、つまり「小春日和(こはるびより)」です。

だいぶ寒さが厳しくなってきたと感じていましたが、今日はまさに
日差しがとてもあたたかい、小春日和♪

という事で、本日の「御名」は先生のアドバイスにより小春日和になりました。

茶道には「拝見」という、お茶のお道具をお客様にお見せし
このおなつめのお型がどうの、お塗りがどうの、とやり取りをする儀式?
の様なものがあります。

ほとんどは言うべき事が決まっていますが、「お茶杓の御銘」を聞かれた時には
その季節や茶席のテーマに沿って、自分で「風流なネーミング」を
考えねばなりません。 何だかドキドキします。

ちなみに他に、秋の御銘は「萩の露」「月の雫」などがあります。

和菓子は毎週変わりますが、この日は白餡の中におおきな栗がごろんと入って、
もみじの飾りがあしらわれたとても秋らしいお菓子でした。

茶道のお教室に通っていると、いつもなら忙しくて気付かない季節の移り変わりが、
お稽古を通して自然に実感できます。

一つだけ困っているのが、長時間の正座が出来なくなってしまったこと。

昔は、何時間正座してもへっちゃらだったのに、ナゼ??
「だんだん慣れるわよ」と先生は仰ってくれましたが、しばらくかかりそうです。

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