折れ曲がったクリスマスツリー

昔の友達からもらったクリスマスツリーを思い出し、部屋に飾ってみました。
まだまだクリスマスでないけど、ちょっとだけ気分はクリスマスになりました。
でも、よく見ると、ツリーが折れ曲がって悲惨な感じがするのです。
「去年、仕舞うとき思いっきりクローゼットに押し込んだからなぁ。」と、反省しました。
しかし、ツリーはツリーです。
気分は、もうメリークリスマスなんです。

そういえば、子供の頃に大きなツリーを母に買ってもらった記憶があります。
そのツリーを父と弟と一緒に飾ったものでした。
しかし、飾ったのは一度っきり、一体、そのあとはどうしたのか記憶にないのです。
我が家の悪い癖は、一度仕舞うと、そのあとは行方不明になるのです。

最近では、夜になるとイルミネーションで飾る家があります。
「きれいだなぁ。」と、うっとりします。
しかし、あれは見栄だと思うようになりました。
「我が家は、こんなに綺麗に飾っているのよ。」と、ご近所に言いふらしているように見えます。
綺麗だけど、ちょっとなんか考えるものが出てきます。

曲がりくねったクリスマスツリーは、私一人しか見る者がありませんが、結構、心豊かにさせてくれます。
「今年も出てきてくれたんだね。」と、行方不明にならなかったツリーにねぎらいの言葉とかけてやりたくなりました。