職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

自分の酒を飲んで、種子のせりだしたヒマワリのように、最後の光輝に向かって、ブツブツと生きている

2010-07-20 06:12:17 | Weblog

10.07.20 江藤淳弔い期間(6/21~7/21)も、終わりが近づく




 種子のせりだしたヒマワリ(ノ▲・:::::::::::。)

◆7/13、県教委への出張の帰路、国道沿いにある道の駅「奥入瀬ロマンパーク」のログ・ハウスが、わたしの視野に入ってきたとき、以前、ここで乱氏と食事をしたことを思い出した。
 十和田湖一周ウォークの帰りだった。
 数日前に自刃した江藤淳を弔うために、イヤがる乱氏をムリムリ誘って参加したのだ。

 十和田湖一周ウォークのラスト10キロは激しい雨に打たれた。
 まさに雨中激闘という感じで、涙の弔いウォークになった。
 奥入瀬ロマンパークで一息つき、雨に濡れた身体をかわかした。
 わたしはピルスナーを注文し、乱氏はメロンソーダを飲み、パスタを食べた。
 思いだしているうちに、悲哀に近い感情で、胸がいっぱいになった。
 何がこみあげているのか?
 正確にはわからないし、わかろうとも思わないが、江藤淳との別れが悲しいのか?
 いや、その数ヵ月後の乱氏との別れが悲しいのか?
 あるいは、その乱氏との奇跡の再会、しかし、再び、別れ、その別れが悲しいのか?

◆あれから11年。
 江藤淳は死んだが、わたしは生きてきた。
 乱氏も、きっと、どこかで生きているはずだ……。
 世の中がまちがっているとか、政治や経済がどうしたということは、あまり考えていない。
 世の中はまちがっているかもしれないし、政治や経済もむずかしいにちがいない。
 でも、まあ、今、それはいい。
 それを言い出せばキリがないから、いったん、脇に置いておくことにしよう。

 とうに死んでいたはずのわたしが、パートナーと犬一匹と(……といいかけ、犬は既に4年前に死んでいることを思い出す)……猫の額のような住居ながら、自分の酒を飲んで、種子のせりだしたヒマワリのように、最後の光輝に向かって、ブツブツと生きている。

 今年の江藤淳弔い期間(6/21~7/21)も、終わりが近づいてきた。

◆話は変わって、わたしの今の精神状態。
 「奥入瀬ロマンパーク」の食事の場面で、乱氏との会話を挿入したかったが、どうやっていいのかわからなかった。
 会話の記述の修業がまったく出来ていない。
 会話をしている場=時空間に、ふいに一瞬、漂う「感じ」&「感情」を定着させる修業。
 あるいは「感じ」&「感情」以前の、微弱な微弱な電流を、文字と文字の組み合わせで表現していく修業。
 当分、会話を「○○○」のカッコ式ではなく、地の文の句読点間に埋め込む方式でやってみようかと考えている。

 もうひとつ。
 「映画作りは、人生と似ている。困難、混乱がいっぱいあり、心のよりどころを求める……それは形あるものではなく、目に見えない何か……風や光、誰かの思い。そこに心の支えをみつけることで1人で生きていける(それが人生、それが映画作り)」
 これは、河瀬直美氏の過去の会見から抜粋。
 こういう「風」や「光」をキャッチする修業もしたいなぁ~。

★画像=南部縦貫鉄道・レールとおそぼう2010。
 南部縦貫鉄道は昭和37年開業以来、平成9年に休止するまで35年間、雨の日も、雪の日も走りつづけた。

 経営的には、おそらく千辛万苦の35年間だったことだろう。

 その千辛万苦のなかの「喜び」が、パチリととらえることができれば……と思って、シャッターを切った。


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