◆7/13、県教委への出張の帰路、国道沿いにある道の駅「奥入瀬ロマンパーク」のログ・ハウスが、わたしの視野に入ってきたとき、以前、ここで乱氏と食事をしたことを思い出した。 十和田湖一周ウォークの帰りだった。 数日前に自刃した江藤淳を弔うために、イヤがる乱氏をムリムリ誘って参加したのだ。 十和田湖一周ウォークのラスト10キロは激しい雨に打たれた。 まさに雨中激闘という感じで、涙の弔いウォークになった。 奥入瀬ロマンパークで一息つき、雨に濡れた身体をかわかした。 わたしはピルスナーを注文し、乱氏はメロンソーダを飲み、パスタを食べた。 思いだしているうちに、悲哀に近い感情で、胸がいっぱいになった。 何がこみあげているのか? 正確にはわからないし、わかろうとも思わないが、江藤淳との別れが悲しいのか? いや、その数ヵ月後の乱氏との別れが悲しいのか? あるいは、その乱氏との奇跡の再会、しかし、再び、別れ、その別れが悲しいのか? ◆あれから11年。 江藤淳は死んだが、わたしは生きてきた。 乱氏も、きっと、どこかで生きているはずだ……。 世の中がまちがっているとか、政治や経済がどうしたということは、あまり考えていない。 世の中はまちがっているかもしれないし、政治や経済もむずかしいにちがいない。 でも、まあ、今、それはいい。 それを言い出せばキリがないから、いったん、脇に置いておくことにしよう。 とうに死んでいたはずのわたしが、パートナーと犬一匹と(……といいかけ、犬は既に4年前に死んでいることを思い出す)……猫の額のような住居ながら、自分の酒を飲んで、種子のせりだしたヒマワリのように、最後の光輝に向かって、ブツブツと生きている。 今年の江藤淳弔い期間(6/21~7/21)も、終わりが近づいてきた。 ◆話は変わって、わたしの今の精神状態。 「奥入瀬ロマンパーク」の食事の場面で、乱氏との会話を挿入したかったが、どうやっていいのかわからなかった。 会話の記述の修業がまったく出来ていない。 会話をしている場=時空間に、ふいに一瞬、漂う「感じ」&「感情」を定着させる修業。 あるいは「感じ」&「感情」以前の、微弱な微弱な電流を、文字と文字の組み合わせで表現していく修業。 当分、会話を「○○○」のカッコ式ではなく、地の文の句読点間に埋め込む方式でやってみようかと考えている。 もうひとつ。 「映画作りは、人生と似ている。困難、混乱がいっぱいあり、心のよりどころを求める……それは形あるものではなく、目に見えない何か……風や光、誰かの思い。そこに心の支えをみつけることで1人で生きていける(それが人生、それが映画作り)」 これは、河瀬直美氏の過去の会見から抜粋。 こういう「風」や「光」をキャッチする修業もしたいなぁ~。 にほんブログ村 にほんブログ村 ★わたしの公式ホームページにも、ぜひ、来てください。公式ホームページには、トータルの、全身の、わたしが存在します。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆公式ホームページへ ★わたしのWEB無人駅線のページにも、ぜひ、来てください。あっというまに、魂が無人駅線の世界に、全身、移動できます。待ってまっせぇ~ィ !!!!!!!!!! ☆WEB無人駅線ページへ |
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